小坪漁港
神奈川県逗子市小坪にある第1種漁港 ウィキペディアから
神奈川県逗子市小坪にある第1種漁港 ウィキペディアから
小坪漁港(こつぼぎょこう)は、神奈川県逗子市小坪にある第1種漁港であり、逗子市内の唯一の漁港である。逗子海岸と鎌倉材木座海岸の間の小湾・小坪湾にあり、鎌倉時代には既に漁港として、鎌倉に魚介類を供給していたとされる。
小坪湾から沖に広がる遠浅の磯根が主な漁場で、曳網(引き網)によるシラス漁、刺し網漁、覗突(みづき)漁と呼ばれる採貝などを主な漁とする。覗突漁は船端から身を乗り出し、口にくわえた眼鏡を通して水中を覗きながら、モリでサザエやアワビ等を採り、その間、足で船を操るという伝統漁法である。また、毎年11月に宮中で行われる新嘗祭には、必ず小坪の海松(ミル)が献上されることになっている。
毎年1月2日は、大漁と海上の安全を祈願し、竜宮(八代龍王大神)に奉納するみかんを漁船上から投げる八大龍王祭り(みかん投げ祭り)が行われる。[1]
小坪漁業協同組合では、スズキヤが自社各店から出たキャベツの葉(通常は廃棄されるもの)を利用し、漁港の岸壁付近に養殖水槽を設置、キャベツウニの養殖に取り組んでいる[2]。2020年には約1300個を出荷した[3]。出荷先はスズキヤ駅前店である[2]。
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