国際化国別コードトップレベルドメイン
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国際化国別コードトップレベルドメイン(こくさいかくにべつコードトップレベルドメイン、internationalized country code top-level domain、IDN ccTLD)とは、トップレベルドメイン(TLD)の一種である。
IDN ccTLDは、言語特有のアルファベット(アラビア文字など)や非アルファベットの文字(漢字など)をエンドユーザー・アプリケーション(ウェブブラウザなど)に表示するために特別にコード化されたドメイン名である。IDN ccTLDsは、国や地域に割り当てられる国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)に国際化ドメイン名(IDN)を適用した物である。
IDN ccTLDは、その名前に「国別コード」という言葉を含んでいるが、IDN ccTLDで使用するのはコードではなく実際の国名である。例えば、サウジアラビアのIDN ccTLDである السعودية (as-Suʻūdiyya)は、アラビア語の「サウジアラビア」という言葉そのものであって、省略形ではない。
IDN ccTLDを持っている国は、以前のASCIIベースのccTLDも維持している。
2014年12月現在で45のIDN ccTLDが承認されている。最もよく使われているのは.рф(ロシア)で90万ドメイン以上、次いで.台灣(台湾)の約50万ドメイン、.中国(中国)の約20万ドメインとなっている[1]。