受
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この項目では、仏教用語の受(じゅ)について説明しています。受けについては「うけ」をご覧ください。 |
受(じゅ)、ヴェーダナー (巴: 梵: vedanā)とは、人間の感受作用を意味する仏教用語。触れたことを感じることである[1]。
概要 仏教用語 受, ヴェダナー, パーリ語 ...
仏教用語 受, ヴェダナー | |
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パーリ語 |
वेदना (vedanā) |
サンスクリット語 |
वेदना (IAST: vedanā) |
チベット語 |
ཚོར་བ། (Wylie: tshor ba; THL: tsorwa) |
ビルマ語 |
ဝေဒနာ (IPA: [wèdənà]) |
中国語 | 受 (shòu) |
日本語 | 受 (ju) |
朝鮮語 | 수 (su) |
英語 | feeling, sensation, feeling-tone |
クメール語 |
វេទនា (Vaetenea) |
モン語 |
ဝေဒနာ ([wètənɛ̀a]) |
シャン語 |
ဝူၺ်ႇတၼႃႇ ([woj2 ta1 naa2]) |
ベトナム語 | 受 (thụ, thọ) |
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パーリ仏典による六六経 | |||||||||||||||
処、入 (Āyatana) | → |
受 ・ ヴ ェ | ダ ナ | |
→ |
渇 愛 ・ タ ン ハ | |
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六根 感覚器官 |
<–> | 六境 感覚器官の対象 |
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↓ | ↓ | ||||||||||||||
↓ | 触 (パッサ) | ||||||||||||||
↓ | ↑ | ||||||||||||||
識 (ヴィンニャーナ) |
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六識が六根を通じ六境に接触し、まずそれを感受すること[2]。肉体的、生理的に感じる「暑い」「痛い」などの感じの他にも、「苦しい」「快い」などの、心で知覚的に感じるものも含んでいる[3]。例えば、桜の木を見て「美しい」と感じること[4]。
仏教において、受は以下とされている。