入来温泉
鹿児島県薩摩川内市にある温泉 ウィキペディアから
鹿児島県薩摩川内市にある温泉 ウィキペディアから
南北朝時代の建徳二年(1371年)に「副田湯」として記録が残っている。その後「ゆかわち(湯川内)」として記録され、江戸時代中頃の天保年間には「湯河内温泉を世俗に入来温泉と称す」と記録されていたことから、この頃より入来温泉という名称が定着したと考えられる。当時は入来領主の経営する六温泉と湧湯二箇所が存在したが、明治以後に温泉は五つとなって村有となった。現在残る柴垣湯とあぜろ湯の二つの市営浴場は、いずれも江戸時代の六温泉にルーツを持ち、柴垣湯の名称は明治以降、あぜろ湯の名前も「網代湯」として江戸時代から記録されている。明治53年(1900年)に私営温泉が新設され、大正6年(1917年)からは入浴料をとる公営浴場が営業を開始し、昭和時代には私営の公衆浴場・亀の湯も新設された。[1]
泉源により、泉質は異なる。
藺牟田池の西方に位置し、周囲には城跡や武家屋敷跡などが残っている。なお、同名を冠する入来温泉センターは藺牟田池の南方に位置しており、8kmほど離れている。 3軒の共同浴場(うち2軒は市営公衆浴場)と数軒の宿泊施設があり、過去に営業していた宿泊施設の跡地も残る。
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