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中央電視台、中央人民広播電台、国際広播電台の経営統合で発足した中華人民共和国の国営中央放送機構・メディア企業グループ ウィキペディアから
中央広播電視総台(ちゅうおうこうはでんしそうだい、中国語: 中央广播电视总台、英語: China Media Group[1][2]、略称:中央広電総台、CMG、中国之声[注釈 1](英語: Voice of China[3][4][5]))は、中華人民共和国の公共放送機構。2018年3月21日に中国中央電視台、中国国際電視台、中央人民広播電台と中国国際広播電台が合併して設立された。国務院直属の事業単位であり、中国共産党中央宣伝部がリーダーシップをとる[6]。
中央人民広播電台は、1940年に中国共産党が陝甘寧辺区延安で創立した「延安新華放送局」を前身とし、1941年に外国語番組の放送を開始した。その後、1949年12月5日に「中央人民広播電台」と改称され、中華人民共和国の国家放送局となった[7]。1978年、中央人民広播電台の対外放送(北京広播電台)が中央人民広播電台から分離され、中国国際広播電台となった[8]。
中国中央電視台(CCTV)は1958年に「北京電視台」[注釈 2]として成立し、1978年に「中国中央電視台」と改称された。2016年末には中国中央電視台傘下の中国国際電視台(中国環球電視網)が放送を開始した。中国中央電視台は、2018年の中国国家機構改革前まで、中央人民広播電台、中国国際広播電台とともに副部級の事業単位で国家新聞出版広電総局が管理し、あわせて「中央三台」と称されていた[9]。
2018年、中共中央は『党と国家機構の改革深化方案』を発表し、中央三台を「中央広播電視総台」に統合、国務院直属とし、対外統一呼号を「中国之声」とした。初代中央広播電視総台台長兼党組書記には、中国中央電視台台長の慎海雄が就任した[10]。中央広播電視総台は設立後、アジア地域、延いては世界最大規模の放送局の一つとなる[11]。
2018年4月19日午前、中央広播電視総台は除幕式を行い[12]、本部は中央電視台彩色電視中心に設置された[13]。光華路にある中国中央電視台の本社ビルや復興門外大街にある中央人民広播電台の本社ビル、それに石景山路にある中国国際広播電台の本社ビルは、それぞれ中央広播電視総台光華路弁公区、復興門弁公区、魯谷弁公区に名称変更された[13]。
中央広播電視総台の設立後、マルチメディア融合発展の動きが現れた。その中で、中央人民広播電台のアナウンサーは初めて『新聞聯播』のニュースを担当した。中央三台の文芸番組も番組制作の全過程を一体化する。[14]
2019年6月、中央広播電視総台新聞中心、中央広播電視総台総編室が相次いで設立された[15][16]。これにより、ニュース番組の記録・再生一体化を実現することが可能になった。
2019年8月28日、設立後初の新放送「粤港澳大湾区之声」の放送開始を発表し、同時に粤港澳大湾区之声のインターバル・シグナルを発表し、設立から約1年半の間独自のインターバル・シグナルがなかったことに終止符を打った。[17]
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