『レッド・デッドシリーズ』の2作目 ウィキペディアから
『レッド・デッド・リデンプション』(英:RED DEAD REDEMPTION)は、アメリカ合衆国のニューヨークにあるロックスター・ゲームスより2010年に全世界で発売されたゲームソフト。20世紀初頭、西部開拓時代の名残が色濃く残る近代アメリカとメキシコを舞台[注 1]にしたオープンワールド型アクションアドベンチャーゲーム。レッド・デッドシリーズ第2作目。頭文字を取って『RDR』と略される。北米では2010年5月18日に発売され、日本では同年10月7日に発売された。また、2012年1月19日には全てのダウンロードコンテンツを収録した『レッド・デッド・リデンプション コンプリートエディション』(英:RED DEAD REDEMPTION:Complete Edition)が発売された。
ジャンル | アクション・オープンワールド |
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対応機種 |
Xbox 360 PlayStation 3 PlayStation 4 Nintendo Switch Microsoft Windows |
開発元 | ロックスター・サンディエゴ |
発売元 | ロックスター・ゲームス |
販売元 | テイクツー・インタラクティブ |
プロデューサー | レスリー・ベンジーズ |
ディレクター | ダン・ハウザー |
シリーズ | レッド・デッドシリーズ |
人数 |
ストーリーモード:1人 マルチモード:2人-16人 |
メディア |
Xbox 360:DVD-ROM PS3:BD-ROM |
発売日 |
Xbox 360, PS3 2010年5月18日 2010年5月21日 2010年10月7日 PS4, Switch 2023年8月17日 Windows 2024年10月30日 |
対象年齢 |
CERO:Z(18才以上のみ対象) ESRB:M(17歳以上) PEGI:18 USK:18(18歳未満提供禁止) |
コンテンツアイコン | [CERO]暴力・犯罪 |
エンジン | RAGE |
売上本数 | 2,400万本[1] |
その他 |
Xbox Live対応 PlayStation Network対応 |
動作環境 | |||||||||||||||||||||
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Xbox 360版は下位互換機能により、アンデッドナイトメア単体版含め後継機であるXbox Oneでもプレイが可能である[3]。2018年4月11日にはXbox One X Enhancedに対応し、Xbox Oneの上位機種「Xbox One X」で高画質、高フレームレートでも遊べるようになった。ただし、ディスクリージョンによる言語規制が行われている。Xbox Oneの後継機であるXbox Series XもXbox One X Enhancedに対応しているため同様に遊べるようになっている[4][5]。
2023年8月17日、PlayStation 4とNintendo Switchの2機種向けのバージョンが発売された[6]。移植担当はDouble Eleven Studios。今回の移植ではゾンビテーマのエクスパンションである『アンデッド・ナイトメア』も同梱される。PlayStation 4版は後方互換を利用することで、PlayStation 5でもプレイが可能である[7]。
オープンワールド型のTPSであり、メインミッションを順番通りに解決していくことでストーリーを進めていく。 同社の『グランド・セフト・オート』シリーズをほぼ踏襲した形式となっている。
その他に任意に受けることの出来るストレンジャーミッションや、野生動物の狩り、ポーカー(テキサス・ホールデム)やブラックジャック、ライアーズ・ダイス、フィンガーフィレット、蹄鉄投げ等のギャンブル、賞金首の捕獲、マップ上にランダム生成されるNPCと遭遇することで発生するワールドイベント(NPCを街に送り届ける、逃げた囚人を捕まえる、決闘等)があり、当時の生活を疑似体験できるような要素が盛り込まれている。
『レッド・デッド・リボルバー』より「デッドアイ」システムが採用されており、ゲージを消費して戦闘中にデッドアイを発動させることで一時スローモーションとなり、多数の敵を同時に早撃ちで銃撃する、人質が吊るされているロープを撃ちぬいたりするなどが可能になる。
オンラインプレイにも対応しており、最大16人同時プレイも可能。オンラインモードは「放浪モード」と呼ばれるロビーに当たるモードが存在し、オンラインに参加したプレイヤーは自動的にこの放浪モードに入る。放浪モードではシングルプレイと同じマップ上に多数のプレイヤーが同時に存在する。この放浪モードから他プレイヤーを勧誘して対人戦モードやチーム戦モードなどの別モードに移動することができる。放浪モード上でも他プレイヤーとの交戦や対NPC戦などは可能である。オンライン上のプレイヤーにはレベルが存在し、レベルアップを重ねていくことで使用可能な武器、乗り物、キャラクターが増える。
連邦捜査官(BOI)に家族の幸せを脅かされた、元義賊の主人公ジョン・マーストンは、幸せを取り戻すために再び拳銃を手にし、かつて友と呼んだギャング達を追う。 彼は己の体に染み付いた血染めの過去と決別するため、過酷な闘いの中、一人、また一人と葬っていく。
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サボテンや廃墟が散在する西部の荒野というイメージの地域。主人公が最初に訪れる地域である。モデルはテキサス州。
ニュー・オースティンの東側の丘陵地帯。ウェスト・エリザベスにほど近い為極北部には積雪も見られる。
ニュー・オースティンの中央に位置する地域。
ニュー・オースティンの南部に位置し、すぐ南をサン・ルイス河が流れている。
ニュー・オースティン西部の地域。
山や大平原が広がり、東端にはフラットアイアン湖という大きな湖もある自然豊かな地域。物語後半にて訪れることができるようになる。モデルはオクラホマ州。
ウェスト・エリザベス北西部の山岳地帯。奥地には雪が積もっており、ビーバーやエルク、そしてグリズリーが棲息している。
西側にはニュー・オースティンよりさらに荒廃した砂漠や、東側にはメサやビュートが点在する地域。生息する野生動物も微妙に異なる。物語中盤より訪れることができる。ヌエーヴォ・パライソ (Nuevo Paraiso) とはスペイン語で「新たなる楽園」の意。モデルはチワワ州。
メキシコに渡って最初に降り立つ地域。ヌエーヴォ・パライソの中央に位置する。
ヌエーヴォ・パライソの西側にある地域。
メサやビュートが所々に存在し独特の景観を持つ。ディエス・コロナス (Diez Cronas) とは「10個の冠」という意。
マイクロソフトは、2018年4月11日に行われたストリーミング番組Inside Xboxにて、『レッド・デッド・リデンプション』のXbox One X Enhanced対応を発表した[4]。
Xbox One X EnhancedはXbox One Xの最新機能を使って大幅なビジュアル改善等を実施した機能で、ハードを持つユーザーは既存のXbox 360版ゲームディスク、ダウンロード版のパッケージを持っていれば追加投資無しに4K、HDRに対応したビジュアル強化されたゲームを楽しむことが出来るようになった[5]。特にこの作品のアップコンバートは相当な部類に入り、オンラインモードであってもすべての解像度が4K相当かつ60Hzに完全拡張されることから、2023年のリマスター版の収録を逃れることになった。
前作『レッド・デッド・リボルバー』日本版はカプコンから発売されたが、本作の日本語版はロックスターの親会社であるテイクツーから発売された[8]。
セリフは英語音声で、日本語字幕が表示される。また、前作は「CERO:C 15才以上対象」指定だったが、本作は「CERO:Z 18才以上のみ対象」指定となった[8]。
テイクツーは海外版とほぼ同様の内容で、英語版の雰囲気を損なわないようにローカライズすると発表した。
日本語版 追加パック。
元々このゲームはプラットフォームを Xbox 360 に合わせて開発されていたが、2005年の5月に行われたE3ショーにてロックスター・ゲームスがPlayStation 3への参入を発表し、開発中のタイトルの中に西部劇を舞台にしたゲームムービーを発表した。IGN はこれを『レッド・デッド・リボルバー2 (仮)』ではないかと推測して紹介した。ロックスターはこれを『オールド・ウェスト・プロジェクト』 (Old West Project) としており、正式タイトルは未定とコメントした。
2009年2月、ロックスターは正式タイトルを『レッド・デッド・リデンプション』として発表した。当初は2009年秋発売予定とされていた。その後、発売が延期され、最終的には2010年5月に発売された。
世界設定に関してはガンアクションゲーム『レッド・デッド・リボルバー』と同じだが、開発陣は思い切った進化が必要との判断から、ゲームシステムは同社の『グランド・セフト・オート』のようにオープンワールド内で自由に行動できるというものに変更されている[11]。
ゲームエンジンには『グランド・セフト・オートV』にも使われたロックスター・アドバンスド・ゲーム・エンジン(略称:RAGE)を使用しており、「西部劇版 GTA」と紹介されることもある[12]。
2018年10月26日より『グランド・セフト・オートV』と『レッド・デッド・リデンプション』のクリエイター陣によるレッド・デッドシリーズ続編の『レッド・デッド・リデンプション2』が発売された[15]。
主人公はアーサー・モーガンと呼ばれる男性だが、今作の約11年前以上の1899年を舞台としているため、ジョン・マーストンや今作に登場するキャラクターもダッチギャングの一員だった頃のストーリーとなっている[16]。
ほか外伝作品として『レッド・デッド・リデンプション・アンデッド・ナイトメア』がある。
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