ラズグラト
ブルガリアの都市 ウィキペディアから
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ラズグラト(ブルガリア語: Ра̀зград、ラテン文字表記:Razgrad)とは、ブルガリア共和国の北東部にある都市で、ラズグラト州の州都である。日本語では、ラズグラド、ラズグラット、ラズグラード等とも表記される。
ラズグラトはベリ・ロム(Бели лом)の丘にあった古代ローマ時代の都市アブリットゥスの跡地に建設された。ブルガリアで最もトルコ人比率の高い町の一つであり、1998年の時点で住民の27%が自身をトルコ人と規定している。
上述した如く、ラズグラトは元々アブリットゥスと呼ばれており、251年にこの地でローマ帝国とゴート族の間で戦闘があり、ローマ皇帝であったデキウスとヘレンニウス・エトルスクスが戦死したことで知られる(アブリットゥスの戦い)。
ラズグラトには19世紀以降にランドマークとなる様々な建築物が造られた。博物館や時計塔、ミラのニコラオスから名付けられたミラクル・ワーカー教会などである。また、「イブラヒム・パシャ・モスク」(ブルガリア語:Ибрахим паша джамия、トルコ語:İbrahim Paşa Camisi)など、モスクも市内に多く存在している。
オスマン朝の支配時代はヘザルグラド(Hezargrad)と呼ばれた。
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