ラグビーリーグオーストラリア代表
ウィキペディア フリーな encyclopedia
ラグビーリーグオーストラリア代表(ラグビーリーグオーストラリアだいひょう、英: Australian national rugby league team)、通称カンガルーズ(The Kangaroos)は、1908年にオーストラリアで「北部ユニオンのゲーム」(英語版)が定着して以降シニア男子のラグビーリーグフットボール競技会においてオーストラリアを代表してきた。カンガルーズはオーストラリアンラグビーリーグ(英語版)によって統括される。RLIF世界ランキング(英語版)は1位。ラグビーリーグ・ワールドカップの歴史において最も成功を収めたチームであり、過去15大会全てに出場し、11回優勝している。決勝進出を果たせなかったのは1回のみ(1954年の第一回大会)である。オーストラリアがテストマッチで敗れたことがあるは5か国のみで、これまでの勝率は67%である。
愛称 | The Kangaroos | |
---|---|---|
統括団体 | オーストラリアラグビーリーグ委員会 | |
地域 | アジア太平洋 | |
ヘッドコーチ | Mal Meninga | |
主将 | Boyd Cordner | |
最多キャップ | ダレン・ロッキャー (59) | |
最多トライ選手 | ダレン・ロッキャー (35) | |
最多得点選手 | ジョナサン・サーストン (382) | |
RLIFランキング | 1 | |
| ||
初国際試合 | ||
ニュージーランド 11–10 オーストラリア (オーストラリア、シドニー、アグリカルチュラル・オーバル; 1908年5月9日) | ||
最大勝利 | ||
ロシア 4–110 オーストラリア (イングランド、キングストン・アポン・ハル、ザ・ブールバード; 2000年11月4日) | ||
最大敗北 | ||
ニュージーランド 49–25 オーストラリア (イングランド、リーズ、エランド・ロード; 2005年11月26日) | ||
ワールドカップ | ||
出場 | 15 (1954初出場) | |
最高成績 | 優勝: 1957、1968、1970、1975、1977、1988、1992、1995、2000、2013、2017 |
オーストラリア代表が初めて組織されたのは1908年まで遡り、これはイングランド、ニュージーランド、ウェールズに次いで4番目に古い。オーストラリア代表チームはイギリス遠征(英語版)のために初めて招集された[1]。それ以降、カンガルーズの試合の大半はイギリスとニュージーランドとの対戦である。20世紀前半、オーストラリアの国際試合は交互に行われるイギリスおよびニュージーランドへの遠征と、遠征を行わない年はこれらのチームを迎えた。初めはイギリスの実力が支配的であり、オーストラリアは1911年11月11日までライオンズにテストマッチで勝利できなかった。オーストラリアはイギリス相手のテストシリーズでホームでは1920年、遠征先では1958年まで勝てなかった。
1908年からチームの愛称はカンガルーズである。当初はイギリス遠征時と後にはフランス遠征時のみに使われていたが、1994年7月7日に公式の愛称となった。1997年には、北半球最高位のクラブ競技会であるスーパーリーグでその年にプレーした選手から選ばれた「スーパーリーグオーストラリア」代表チームも結成された。過去にはオーストラリアの様々なリーグのクラブから代表選手が選出されていたが、近年はもっぱらナショナルラグビーリーグのクラブからの選手によって構成されている。