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ウィキメディアの曖昧さ回避ページ ウィキペディアから
テストマッチ(test match)は、スポーツの試合の一種。ただし競技によってその意味合いは異なる。元々はラグビー、クリケットで使われていた言葉が他のスポーツに派生した。「テスト」という言葉の意味は多く有り、単に試合(試すという意味のtest、合わせるという意味のmatch)、真剣勝負で力を試す場という意味や、親善試合、エキシビション、練習試合、非公式試合、試合会場自体の試験運用などを示す。
歴史の浅い英国の自治領だったニュージーランドや南アフリカ、オーストラリアなどが、経済や文化では勝てない英国に対して唯一対抗できるのがラグビー、クリケットであり、自治領だった国々が英国にこの二つのスポーツで力を試す場(test)という意味からそう呼ばれるようになったのが呼称の由来である。
ラグビーの場合、「真剣勝負」を意味し、国と国の誇りをかけたナショナルチーム同士の国際試合を指す。
テストマッチと呼べるのは正式な国の代表同士の試合のみで、これに出場した選手にはその栄誉を称えキャップが贈呈される。これはラグビーのルーツであるラグビー校の対抗戦に出場した選手に帽子が贈呈されていたことに由来する。キャップ数がそのままテストマッチ出場回数を示す。ラグビーはテストマッチである対抗戦によって作られてきた歴史がある。世界最古のテストマッチは1871年のイングランドvsスコットランド戦である。
クリケットの場合は、テストカントリーと呼ばれる上位12か国が最大5日間かけて行う試合のみがテストマッチと呼ばれ、クリケットの試合で最も伝統と格式があり、最高レベルとされる。
球数無制限の2イニング制を採用している。
近年日本のメディアなどでサッカーを始めとする多くのスポーツの親善試合・フレンドリーマッチや調整のために行う実戦の試合などの意味で使われだした。
練習試合とは異なり、選手権には関係しないが公式戦同様にキャップや記録として残り、各競技の国別ランキングでの評価にも影響するものを指す(サッカーの場合は国際Aマッチの一つとされ、キリンチャレンジカップがこれに当たる)。元々は強化試合と呼ばれていた。
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