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ミノタウロスIV(Minotaur IV、別名 Peacekeeper SLV、OSP-2 PK)はピースキーパーミサイルから派生したアメリカ合衆国の使い捨て型ロケット。オービタル・サイエンシズが運用し、2010年4月22日にHTV-2a超音速機を搭載して初飛行を行った[2][3][4]。初の衛星打ち上げは2010年9月26日のアメリカ空軍のSBSS打上げである。
ミノタウロスIV Liteの初飛行 | |
製造 | オービタル・サイエンシズ |
---|---|
開発国 | アメリカ合衆国 |
打ち上げコスト (2024) | 5000万ドル[1] |
大きさ | |
全高 | 23.88m |
直径 | 2.34m |
質量 | 86,300 kg |
段数 | 4 |
積載量 | |
低軌道への ペイロード |
1735 kg (28.5 deg, 185 km) |
関連するロケット | |
シリーズ | ミノタウロス |
派生型 | ミノタウロスV |
打ち上げ実績 | |
状態 | 現役 |
射場 | ヴァンデンバーグ空軍基地SLC-8 LP-0B, MARS コディアックLP-1 |
総打ち上げ回数 | 5 |
成功 | 5 |
初打ち上げ | 2010-04-22 |
1 段 - SR-118 | |
エンジン | 1 固体 |
推力 | 2200kN |
燃料 | 固体 |
2 段 - SR-119 | |
エンジン | 1 固体 |
推力 | 1365kN |
燃焼時間 | 54 s |
燃料 | 固体 |
3 段 - SR-120 | |
エンジン | 1 固体 |
推力 | 329kN |
燃焼時間 | 62 s |
燃料 | 固体 |
4 段 (ベースライン) - Orion-38 | |
エンジン | 1 固体 |
推力 | 32.2kN |
燃焼時間 | 67.7 s |
燃料 | 固体 |
4 段 (オプション) - Star-48V | |
エンジン | 1 固体 |
推力 | 68.6kN |
燃焼時間 | 84.1 s |
燃料 | 固体 |
ミノタウロスIVは4段ロケット、低軌道に1735kgのペイロード投入能力がある[5][6]。初めの3段にピースキーパーミサイルを用い、4段目には通常型はOrion-38を、より性能の高いミノタウロスIV+ではStar-48Vを用いる。4段目を用いないミノタウロスIV Liteは弾道飛行に使用される。5段ロケットのミノタウロスVが現在開発中である。
日付 (UTC) | 種類 | 射場 | ペイロード | 軌道 | 成果 | 脚注 |
---|---|---|---|---|---|---|
2010年4月22日 23:00 |
ミノタウロスIV Lite | ヴァンデンバーグSLC-8 | HTV-2a | 弾道 | 成功 | |
2010年9月26日[7] 04:41 |
ミノタウロスIV | ヴァンデンバーグSLC-8 | SBSS | SSO | 成功 | |
2010年11月19日[7] | ミノタウロスIV HAPS | コディアック LP-1 | STPSat-2 FASTRAC-A FASTRAC-B FalconSat-5 FASTSAT(ナノセイルD2を放出) O/OREOS RAX |
低軌道 | 成功 | STP-S26ミッション |
2011年8月11日 | ミノタウロスIV Lite | ヴァンデンバーグSLC-8 | HTV-2b | 弾道 | 成功 | HTV-2bの試験飛行には失敗した。 |
2011年9月27日 | ミノタウロスIV+ | コディアック LP-1 | TacSat-4 | 低軌道 | 成功 | 初のミノタウロスIV+ |
2017年26日[8] | ミノタウロスIV Orion 38 | ケープカナベラルSLC-46 | ORS-5 | 低軌道[8] | 成功 | ORS-5を赤道軌道に乗せるために、余分なオリオン38モーターを使用し、5段構成で運用された。 |
2020年7月15日 | ミノタウロスIV Orion 38 | 中部大西洋地域宇宙基地 | NROL-129 | 低軌道 | 成功 | USA-305からUSA-308までの4つのペイロードを搭載。NRO初のミノタウロスIVによる打ち上げで、バージニア州スペースコーストからの最初の打ち上げ。 |
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