マカオ・フェリー・ターミナル
香港の香港島北岸上環に所在する旅客港湾設備で、マカオの他、中華人民共和国の珠江デルタ各地への定期航路の拠点 ウィキペディアから
香港の香港島北岸上環に所在する旅客港湾設備で、マカオの他、中華人民共和国の珠江デルタ各地への定期航路の拠点 ウィキペディアから
香港・マカオ・フェリー・ターミナル(中: 港澳客輪碼頭、英: Hong Kong-Macau Ferry Terminal)は、香港の香港島北岸上環に所在する旅客港湾設備で、マカオの他、中華人民共和国の珠江デルタ各地への定期航路の拠点である。また、ヘリポート施設(ICAO 空港コード:VHST)を有し、マカオへの定期便及びチャーター便の拠点となっている。香港・マカオ・フェリー・ターミナルの位置する上環は、香港のビジネスセンター西部に隣接しており、香港MTR上環駅と接続、巨大商業施設信徳センターの一部を構成している。
香港・マカオ・フェリー・ターミナル | |||||
繁体字 | 港澳客輪碼頭 | ||||
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文字通りの意味 | Hong Kong-Macau Ferry Terminal, Hong Kong-Macau pier | ||||
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呼び方は頭の香港が省略されマカオ・フェリー・ターミナル(英: Macau Ferry Terminal)とも呼ばれる。また中国語ではフェリーが省略され港澳碼頭(広東語:gong2 ou3 maa5 tau4)とも略される。
香港マカオ間の定期航路は植民地時代の初期から運行されていた。当地における、旧マカオ埠頭を使用した定期航路は20世紀半ばには出現しており、1960年代には大型蒸気客船(德星、大來、佛山及び澳門号)が4時間の定期航路を就航していて、埠頭近辺は上環ナイトマーケットとして有名であった。
港湾設備は、2つの島状埠頭と幾基かの船渠を備え、ペディストリアンデッキで信徳センター下層階にある発券・発着設備と連結しており、ヘリポートが陸側埠頭に、一方、香港の船舶交通を管理する香港船舶交通局が海側埠頭に位置している[1]。出入国管理ゲートがあり、香港在住者及びマカオ在住者を除き、パスポート・コントロールがなされるが、税関はない。
香港・マカオ・フェリー・ターミナルは、尖沙咀のチャイナ・フェリーターミナル及び香港国際空港(空港利用者のみ)のスカイピア (香港)からのものを大きく抑え、香港とマカオの間の海上交通の最重要拠点である[2]
マカオ間フェリーは、TurboJETとコタイ・ウォーター・ジェットの2社により、双胴船型やボーイング929を含んだ種々の高速船が運航されている。
TurboJETは、マカオ中心部のアウター・ハーバー・フェリーターミナルとタイパ島にあるタイパ・フェリーターミナルまでの航路を提供している。コタイ・ウォーター・ジェットはタイパ・フェリーターミナルのみである。タイパ・フェリーターミナルは、ザ・ベネチアン・マカオやマカオ空港とのアクセスがよい。
日中帯はアウター・ハーバー・フェリーターミナルへは15分間隔(混雑時は5分間隔)、タイパ・フェリーターミナルへは30分間隔での運航である。TurboJETは、アウター・ハーバー・フェリーターミナルへ深夜も運航している。マカオまでの所要時間はおよそ55分間である[2][3][4]。
中国本土へは深圳市、珠海市との間の航路も運航されている[2]。中国本土への航路は、近くのチャイナ・フェリーターミナルの方が多い。
コタイ・ウォーター・ジェット[7]
珠江客運[8]
シュンタック(信徳)ヘリポートは、陸側の埠頭の上部の海抜33mの地点にあり、2つの発着場と待合室を備えている。使用は、ローター径を含み16m以下で、最大搭載時5,350kg以下[9][10]のヘリコプターに限られる。
1990年に建造された最初のヘリポートは、陸側埠頭の西端に単独の発着場があるのみであったが、2008年4月に始まる香港ヘリポート拡張計画で、従来の発着場の移動、及び、東端に新たな発着場とそれらを結ぶ待合室の建設がなされ、それらは2009年10月に完成した。[10]
空中快線(スカイシャトル)が、マカオのアウター・ハーバー・フェリーターミナル に設置されるヘリポートまでの定期便を、午前9時から午後11時(23時)まで30分間隔で運航している。使用機材は、アグスタウェストランド AW139、所要時間は約16分である[11][12]。
スカイ・シャトルは、定期航路に隣接するマカオ国際空港、深圳宝安国際空港及び広州白雲国際空港へのチャーター便も運航している[13]。
フェリー利用者は、年齢に関わらず施設改善費として19HKDを徴収され、12歳以上のヘリコプター利用者は、施設改善費に120HKD、航空サービス費として30MOPを徴収される。
ただし、1999年4月1日からは、ヘリコプターでの日帰り客については、施設改善費の徴収が免除されている。
フェリーやヘリコプター以外でも、当地は香港における陸上交通の要所となっている。香港鉄路(港鉄 MTR)港島線の上環駅に隣接しており、信徳センターはミニバスやタクシー乗り場を包含したバスターミナルを備えている。通りを隔て香港トラムの停留所があり、機場快線香港駅とは屋根付き歩行者用連絡通路でつながっている。
以下の路線バスの停留所が所在する:
その他の路線:
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