ホタルの里 (俵田)
兵庫県多可郡多可町八千代区俵田(たわらだ)にあるホタルの野外観察地 ウィキペディアから
兵庫県多可郡多可町八千代区俵田(たわらだ)にあるホタルの野外観察地 ウィキペディアから
多可町八千代区を流れる加古川の支流、野間川沿いは多数のゲンジボタルが生息し、ホタルの保護地域として整備されている。また、「ほたるの宿路」として川沿いには遊歩道も整備されている。例年、ホタルの見頃は5月下旬から6月下旬頃の1ケ月で、夕暮れ暗くなるとゲンジボタルが飛び始める[2]。毎年、6月中旬ごろに鑑賞会が開催されている。鑑賞期間中は臨時で駐車場が整備されるが、混雑するので誘導員の指示に従い駐車する必要がある。2007年 (平成19年) にはホタルの保護活動に対して、兵庫県から第9回「人間サイズのまちづくり賞」まちづくり活動部門で受賞している。周辺は街灯がないので懐中電灯などは必須。ただ、鑑賞マナーとして懐中電灯などの光でほたるを照らさない、カメラなどのフラッシュを使用しない、ホタルを採取しない、大きな音をたてたり、大声を出さない、ごみは捨てないなど地域住民への配慮も必要。
多可町は兵庫県の中部あたりに位置し、八千代区俵田地区は多可町の南部にある自然豊かな地域。西脇市・加西市・丹波市・朝来市に隣接する山間部で、野間川沿いに兵庫県道143号加美八千代線が通る。標高400メートル前後の山に囲まれた山村で標高は約100メートル。ほたるが生息する野間川は、笠形山(939メートル)を源として八千代区の中央部を南流 して西脇市で一級河川の加古川と合流する。野間川は加古川水系(水系本川延長96キロメートル、支川数130)の一つで加古川の中流域にあたり、年間の降雨水量は約1,500ミリで管理者は兵庫県加東土木事務所である。
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