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頭部は丸い。フードの名前通り、肋骨により頚部の皮膚を広げることができる。一般的に知られているコブラの印象は本属の構成種から来ると思われる。興奮・威嚇時に体の前方を直立させ、シューという音を出し、肋骨を開いて頸部 (襟部分)を広げられる毒ヘビである[1]。また、頸部には目玉のような派手な模様(目玉模様)がある。性質は獰猛。
毒は主に神経毒だが、細胞毒や心臓毒を含んでいる事も多い。通常は、牙にある深い溝に毒液が流れて、噛みついた獲物の体に注入し、獲物の神経を麻痺させた後に捕食するために用いる。しかし、リンカルスなど、種によっては、外敵に対しての防御行動として毒牙の先から毒液を「噴射」することができる。
種により毒成分の割合が大きく異なる。シンリンコブラやケープコブラなどは強い神経毒をもつため、咬傷時の死亡率はとても高くなるが、早期に適切な処置が行われた場合は、出血毒を多くもつ種のような組織の壊死は起こらない。一方でタイコブラやタイワンコブラ 、インドコブラや多くのドクフキコブラでは、主成分に多量の細胞毒も同時に含むため、咬症部位を中心とした皮膚の広範囲な壊死を生じることが多い。
クロクビコブラのように、コブラ毒の代名詞である神経毒よりも、細胞毒を多くもつ種も一部存在する。
砂漠から森林まで様々な環境に生息する。天敵としてはマングース科の構成種やラーテル等が挙げられる。前者は素早い動きと体毛、後者は分厚く堅い皮膚と体毛により毒牙による攻撃を避けて捕食する。
食性は動物食で、魚類、両生類、小型爬虫類、鳥類や卵、小型哺乳類等を食べる。
繁殖形態は卵生。
和名は田原(2020)を参考[2]。
毒性は種にもよるが総じて強毒種のため、噛まれてすぐに適切な治療を受けなかった場合は命を落とすこともある。
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