バスケットボール殿堂
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バスケットボール殿堂(バスケットボールでんどう)は、バスケットボール競技における偉大な指導者、レフェリー、選手、特別功労者の栄誉を称え、その歴史を永く記憶にとどめるための施設である。正式名称は近代バスケットボールを形作ったジェームス・ネイスミスの名前を冠して「ネイスミス・メモリアル・バスケットボール殿堂」 (The Naismith Memorial Basketball Hall of Fame) と呼ばれ、マサチューセッツ州スプリングフィールドにある。また、カナダのオンタリオ州アルモンテにある「ネイスミス博物館と殿堂」 (The Naismith Museum & Basketball Hall of Fame) とは別のものである。
1959年にアメリカ合衆国マサチューセッツ州スプリングフィールドのスプリングフィールド・カレッジに基金が設立され、1968年2月17日に一般公開されることとなった。
1985年には新しいホールがコネティカット川の東岸のスプリングフィールド中心部の近くに設立された。
2002年9月28日には約7,400平方メートルの広大な3番目のホールが建築された。バスケットボールに似せたオレンジ色の球面体を頂いた高い尖塔と、建物前面にある銀色のバスケットボールを象った巨大な半球体が特徴的な建物である。
バスケットボール殿堂では、他のアメリカのプロスポーツの殿堂とは違い、NBAのアメリカ人選手だけでなく、国籍の区別なく、またプロに限らずアマチュアの選手を含めて選定対象としている。そして、アメリカの候補、女性選手の候補、国際的な候補、過去の名選手候補の各対象のために1つずつ、計4つの選定審査委員会が設置されている。
特定の年に、各委員会の7人のメンバーから5人以上の票を集めた選手は次の段階のオナー委員会へと進出する。このオナー委員会はその候補の選出をした委員会から選ばれた12人の専門家と他の委員会から選ばれた12人、計24人の専門家から成る。最終的にオナー委員会から18票(全体の75%以上の賛成)を集めれば殿堂入りが確定する。しかし、殿堂の役員陣から「バスケットボールの健全性を傷つけた」と判断されると殿堂入り権利は剥奪される。[1] 候補に選ばれるためには引退後5年以上、学生バスケットの場合は引退後25年以上たった選手のみである。
2022年度の選出が終了した段階で殿堂には、444の個人と13のチームが登録され称えられている。個人の内訳は、225名のプレーヤー、120名のコーチ、82名の特別功労者、17名のレフェリーである。 プレーヤーとコーチの両方で殿堂入りを果たしたのはジョン・ウッデン、レニー・ウィルケンズ、ビル・シャーマン、トム・ヘインソーン、ビル・ラッセルの5名である。
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