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ジャイアントパンダ属(ジャイアントパンダぞく、学名:Ailuropoda)は、食肉目クマ科に分類される雑食性哺乳類の1属。約200万年前[4][5][6](新生代第四紀前期更新世ジェラシアン)の中国大陸に出現し、進化した。植物食性傾向、特に竹食への偏向が強く認められる[5]。
ジャイアントパンダ属 | |||||||||||||||||||||||||||
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地質時代 | |||||||||||||||||||||||||||
約200万年前 - 現世 (新生代第四紀前期更新世ジェラシアン - 完新世サブアトランティック[ja]) | |||||||||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
genus Ailuropoda Milne-Edwards, 1870 | |||||||||||||||||||||||||||
タイプ種 | |||||||||||||||||||||||||||
A. melanoleuca (David, 1869) | |||||||||||||||||||||||||||
シノニム[3] | |||||||||||||||||||||||||||
Aeluropus Lydekker, 1891 | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
ジャイアントパンダ属 | |||||||||||||||||||||||||||
下位分類群(種) | |||||||||||||||||||||||||||
本文にて詳述する |
2010年時点では、クマ科中のジャイアントパンダ亜科に分類する説と、ジャイアントパンダ族 (tribus Ailuropodini) に分類する説[7]がある。 4種が知られている[5]なか、1種・ジャイアントパンダのみが現存し、他の3種は有史以前に絶滅している[5]。
本属は、約800万年前(後期中新世前期トートニアン)の熱帯多雨林を中心としてユーラシア大陸に広く分布していたアイルラルクトス属(学名:Ailurarctos[含意:パンダ熊、Ailuaractosと誤表記される場合がある]。異称:始熊猫、中国語名:始熊貓[始熊猫])の、中国大陸南部の種である A. Lufengensis (狭義の「始熊猫」)と系統上つながっているものと考えられる[4][5]。
学名については、別項「ジャイアントパンダ#分類」、同じく、標準和名については「ジャイアントパンダ#日本語名」にて詳述する。
ジャイアントパンダ類がクマ科の下位分類であることに異説は無いが、分類群(タクソン)としての束ね方で、「クマ科- ジャイアントパンダ亜科」とする説と「クマ科- クマ亜科- ジャイアントパンダ族」とする説に分かれる。しかしいずれにしても、その下位を構成するのは、化石種も含めて、ジャイアントパンダ属のみである。
ジャイアントパンダ亜科の姉妹群は、メガネグマ亜科とクマ亜科である。
表記内容は左から順に、学名、和名もしくは仮名表記(無記は現状未確認の意)、英語名、中国語名(繁体字と簡体字)、特記事項。 なお、ジャイアントパンダ属の中国語表記には、ジャイアントパンダとおおよそ同様に、大熊貓屬(大熊猫属)・大貓熊屬(大猫熊属)・熊貓屬(熊猫属)・貓熊屬(猫熊属)があって統一されていないため、ここでは代表的なもののみを記すこととする[8][9]。
Genus Ailuropoda ジャイアントパンダ属 Genus Ailuropoda 大熊貓屬(大熊猫属), 熊貓屬(熊猫属)等
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