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ロシアの町 ウィキペディアから
コンドロヴォ(ロシア語: Кондрово; Kondrovo)は、ロシア連邦西部のカルーガ州にある町。人口は1万5734人(2021年)[1]。州都カルーガから北西へ40キロメートル。ジェルジンスキー地区の行政中心地でもある。ウグラ川の支流シチャニヤ川(Шаня)沿いに建つ。
もとはコンディレヴォ(Кондырево)と呼ばれたコンドロヴォは、モスクワ大公国の貴族(ヴォイェヴォダ)ドミトリー・コンディリョフに対し、1500年から1501年の第二次モスクワ・リトアニア戦争で従軍した功績により世襲領(ヴォーチナ、во́тчина)として認められた。
1790年、この村に製紙工場ができ、19世紀の終わりごろには高品質の紙を作る工場として知られていた。コンディレヴォという地名は、1840年代までの間に次第にコンドロヴォへと変化している。1938年にコンドロヴォは市の地位を得た。
第二次世界大戦の独ソ戦(大祖国戦争)では、1941年10月9日にドイツ国防軍により占領されたが、モスクワ付近から前線を西へ押し返した赤軍西部戦線の反攻(ルジェフ・ヴャジマ攻勢)により1942年1月19日に解放された。
コンドロヴォ市の主要な工場は、今日でも製紙工場(KBK、コンドロフスカヤ製紙会社)であり、羊皮紙、ノート、トイレットペーパー、衛生用品などを生産している。
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