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コリーナ・モラリュー(Corina Morariu、1978年1月26日 - )は、アメリカ合衆国・ミシガン州デトロイト出身の女子プロテニス選手。
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コリーナ・モラリュー | ||||
基本情報 | ||||
国籍 | アメリカ合衆国 | |||
出身地 | 同・ミシガン州デトロイト | |||
生年月日 | 1978年1月26日(46歳) | |||
身長 | 174cm | |||
体重 | 59kg | |||
利き手 | 右 | |||
ツアー経歴 | ||||
デビュー年 | 1994年 | |||
引退年 | 2007年 | |||
ツアー通算 | 14勝 | |||
シングルス | 1勝 | |||
ダブルス | 13勝 | |||
生涯通算成績 | 408勝292敗 | |||
シングルス | 160勝134敗 | |||
ダブルス | 248勝158敗 | |||
生涯獲得賞金 | 1,733,916 アメリカ合衆国ドル | |||
4大大会最高成績・シングルス | ||||
全豪 | 2回戦(1998) | |||
全仏 | 2回戦(1998・2000・03) | |||
全英 | 3回戦(1998・99) | |||
全米 | 2回戦(1997) | |||
優勝回数 | $1,733,916 | |||
4大大会最高成績・ダブルス | ||||
全豪 | 準優勝(2001・05) | |||
全仏 | ベスト4(2005) | |||
全英 | 優勝(1999) | |||
全米 | ベスト8(1999・2002・05・07) | |||
優勝回数 | 1(英1) | |||
4大大会最高成績・混合ダブルス | ||||
全豪 | 優勝(2001) | |||
全仏 | ベスト8(2003・05) | |||
全英 | 3回戦(2006) | |||
全米 | ベスト4(2002) | |||
優勝回数 | 1(豪1) | |||
キャリア自己最高ランキング | ||||
シングルス | 29位(1998年8月24日) | |||
ダブルス | 1位(2000年4月3日) | |||
ダブルスの得意な選手で、1999年のウィンブルドン女子ダブルスと2001年の全豪オープン混合ダブルスで優勝した。自己最高ランキングはシングルス29位、ダブルス1位。WTAツアーでシングルス1勝、ダブルス13勝を挙げた。
モラリューの両親はルーマニア出身で、彼女の父親は神経科医の仕事に従事している。1994年にプロ入り。1996年4月にジャパン・オープンで初来日し、予選3試合を勝ち上がった後、本戦の2回戦で当時の日本の2番手だった沢松奈生子を 5-7, 6-3, 7-6 の逆転で破り、雉子牟田直子との準々決勝まで進出した。同大会では2年後の1998年に準優勝があるが、この時は決勝で日本のエース杉山愛に 3-6, 3-6 で敗れている。1999年にモラリューはダブルスで年間6勝を挙げ、ウィンブルドン女子ダブルスでリンゼイ・ダベンポートとペアを組んで4大大会初優勝を飾った。(ダベンポートはシングルス決勝でもシュテフィ・グラフを破って優勝したため、1999年のウィンブルドンは“単複2冠制覇”となった。)モラリューのダブルス6勝は、ウィンブルドンを含む3勝がダベンポートとのペアで、他の3勝の中には日本のジャパン・オープンの女子ダブルス部門もある。ジャパン・オープンの女子ダブルスは1999年と2000年の2年連続制覇を成し遂げた。
2001年の全豪オープンで、モラリューは女子ダブルス・混合ダブルスの2部門で決勝に進出し、エリス・フェレイラ(南アフリカ)と組んだ混合ダブルスで優勝した。ダベンポートと組んだ女子ダブルス決勝では、ビーナスとセリーナのウィリアムズ姉妹組に 2-6, 6-4, 4-6 で敗れて準優勝に終わった。
ところが、同年の5月にモラリューはドイツ・ベルリンの大会中に右足を捻挫して倒れてしまう。モラリューは急性骨髄性白血病の診断を下され、化学療法による治療を受けた。生死の境を乗り越えて、2002年8月から現役復帰を果たし、同年の全米オープン1回戦で再び4大大会にも姿を見せたが、第1シードのセリーナ・ウィリアムズに 2-6, 3-6 で完敗した。モラリューは2002年のWTAアワードのカムバック賞を受賞した。
2005年以後は活動をダブルスのみに絞ったが、全豪オープン女子ダブルスでは再びダベンポートとペアを組み、4年ぶり2度目の決勝に進出している。そこではロシアのスベトラーナ・クズネツォワとオーストラリアのアリシア・モリク組に 3-6, 4-6 で敗れ、2度目の準優勝に終わった。2006年度は女子ツアーのダブルスで2勝を挙げ、これでモラリューのダブルス優勝は「13勝」になった。
コリーナ・モラリューは2007年、全米オープン女子ダブルスのベスト8を最後に現役引退を表明した。現役最後の試合では、同じアメリカのメガン・ショーネシーとペアを組み、レネ・スタブス(オーストラリア)&クベタ・ペシュケ(チェコ)組に 2-6, 2-6 で敗れた。こうして彼女は、13年間のプロ生活に終止符を打った。
大会グレード |
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グランドスラム (0–0) |
ティア I (0–0) |
ティア II (0–0) |
ティア III (0–1) |
ティア IV & V (1–2) |
結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | 対戦相手 | スコア |
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準優勝 | 1. | 1997年5月4日 | ボル | クレー | ミリヤナ・ルチッチ | 5–7, 7–6(7), 6–7(5) |
準優勝 | 2. | 1998年4月19日 | 東京 | ハード | 杉山愛 | 3–6, 3–6 |
準優勝 | 3. | 1998年5月3日 | ボル | クレー | ミリヤナ・ルチッチ | 2–6, 4–6 |
優勝 | 1. | 1999年5月2日 | ボル | クレー | ジュリー・アラール=デキュジス | 6–2, 6–0 |
結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | パートナー | 対戦相手 | スコア |
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準優勝 | 1. | 1997年4月20日 | 東京 | ハード | ケリー=アン・グース | アレクシア・デショーム 平木理化 |
4–6, 2–6 |
優勝 | 1. | 1997年11月23日 | パタヤ | ハード | クリスティン・クンシェ | フロレンシア・ラバト ドミニク・ファン・ルースト |
6–3, 6–4 |
優勝 | 2. | 1999年1月9日 | ゴールドコースト | ハード | ラリサ・ネーランド | クリスティン・クンシェ イリナ・スピールリア |
6–3, 6–4 |
優勝 | 3. | 1999年4月18日 | 東京 | ハード | キンバリー・ポー | ケリー=アン・グース キャスリーン・バークレー |
6–3, 6–2 |
優勝 | 4. | 1999年6月14日 | バーミンガム | 芝 | ラリサ・ネーランド | イネス・ゴロチャテギ アレクサンドラ・フセ |
6–4, 6–4 |
優勝 | 5. | 1999年7月4日 | ウィンブルドン | 芝 | リンゼイ・ダベンポート | マリアン・デ・スウォート エレナ・タタルコワ |
6–4, 6–4 |
優勝 | 6. | 1999年8月1日 | スタンフォード | ハード | リンゼイ・ダベンポート | アンナ・クルニコワ エレーナ・リホフツェワ |
6–4, 6–4 |
優勝 | 7. | 1999年8月8日 | サンディエゴ | ハード | リンゼイ・ダベンポート | セリーナ・ウィリアムズ ビーナス・ウィリアムズ |
6–4, 6–1 |
優勝 | 8. | 2000年2月27日 | オクラホマシティ | ハード (室内) | キンバリー・ポー | タマリネ・タナスガーン エレナ・タタルコワ |
6–4, 4–6, 6–2 |
優勝 | 9. | 2000年3月19日 | インディアンウェルズ | ハード | リンゼイ・ダベンポート | アンナ・クルニコワ ナターシャ・ズベレワ |
6–2, 6–3 |
優勝 | 10. | 2000年5月7日 | ボル | クレー | ジュリー・アラール=デキュジス | ティナ・クリザン カタリナ・スレボトニク |
6–2, 6–2 |
準優勝 | 2. | 2000年5月14日 | ベルリン | クレー | アマンダ・クッツァー | アランチャ・サンチェス・ビカリオ コンチタ・マルティネス |
6–3, 2–6, 6–7(7) |
優勝 | 11. | 2000年10月15日 | 東京 | ハード | ジュリー・アラール=デキュジス | ティナ・クリザン カタリナ・スレボトニク |
6–1, 6–2 |
準優勝 | 3. | 2001年1月26日 | 全豪オープン | ハード | リンゼイ・ダベンポート | セリーナ・ウィリアムズ ビーナス・ウィリアムズ |
2–6, 6–2, 4–6 |
準優勝 | 4. | 2004年11月7日 | フィラデルフィア | ハード (室内) | リーゼル・フーバー | リサ・レイモンド アリシア・モリク |
5–7, 4–6 |
準優勝 | 5. | 2005年1月29日 | 全豪オープン | ハード | リンゼイ・ダベンポート | スベトラーナ・クズネツォワ アリシア・モリク |
3–6, 4–6 |
準優勝 | 6. | 2005年2月6日 | 東京 | カーペット (室内) | リンゼイ・ダベンポート | ヤネッテ・フサロバ エレーナ・リホフツェワ |
4–6, 3–6 |
優勝 | 12. | 2006年1月17日 | シドニー | ハード | レネ・スタブス | パオラ・スアレス ビルヒニア・ルアノ・パスクアル |
6–3, 5–7, 6–2 |
優勝 | 13. | 2006年9月17日 | バリ | ハード | リンゼイ・ダベンポート | ナタリー・グランディン トゥルーディ・マスグレーブ |
6–3, 6–4 |
準優勝 | 7. | 2006年10月29日 | リンツ | ハード (室内) | カタリナ・スレボトニク | リサ・レイモンド サマンサ・ストーサー |
3–6, 0–6 |
W | F | SF | QF | #R | RR | Q# | LQ | A | Z# | PO | G | S | B | NMS | P | NH |
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.
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