クシノマヴロ

ブドウ品種 ウィキペディアから

クシノマヴロ

クシノマヴロ(ギリシア語: Ξινόμαυρο [ksiˈno̞mavro̞])は赤ワイン用ブドウ品種である。

概要 クシノマヴロ, 色 ...
クシノマヴロ
ブドウ (Vitis)
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Vitis vinifera
別名 Xynomavro, Mavro Naoussis, Popolka
原産地 ギリシャ
主な産地 ナウサ、ドウメニッサ、アミンタイオ
VIVC番号 13284
ワインの特徴
特徴 タンニン含量が高く、中-高酸性度
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クシノマヴロを生産するナウサのブドウ畑

生産地域

ギリシャイマティア県ナウサが原産地であり、ナウサやアミンデオ周辺で主要な品種として使われる[1][2][3]。ナウサ、グメニッサ、アミンデオ、ラプサニ、トゥリコモ、シアティスタ、ヴェルベトスで主に栽培されるほか、少量ながらアトス山オサ山ヨアニナマグネシアカストリアトリカラでも栽培される。2010年の栽培面積は1971ha[4]であり、ギリシャ以外での栽培は見られなかったが、2013年には世界で2239haに増加し、中国の甘粛省においても栽培が始まっている[5]

ナウサで造られるクシノマヴロは、ギリシャにおいて最重要かつ高い評価を受けているワインである。ナウサは1971年から保護原産地呼称に登録されており、これはギリシャにおける最初の認定であったが、これにはクシノマヴロを100%使うことが義務付けられている[6]

ワインのスタイル

品質の高いものはタンニンが豊富であるため熟成に向く。また、クシノマヴロはバローロのようなイタリア屈指のワインを生むネッビオーロと類似性があると言われる[7]が、遺伝的な関連性はない[1]。グメニッサではネゴスカとブレンドされることもあり、果実味に富んだアルコール度数の高いワインが造られる[8]

出典

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