クシノマヴロ
ブドウ品種 ウィキペディアから
クシノマヴロ(ギリシア語: Ξινόμαυρο [ksiˈno̞mavro̞])は赤ワイン用ブドウ品種である。

生産地域
ギリシャのイマティア県ナウサが原産地であり、ナウサやアミンデオ周辺で主要な品種として使われる[1][2][3]。ナウサ、グメニッサ、アミンデオ、ラプサニ、トゥリコモ、シアティスタ、ヴェルベトスで主に栽培されるほか、少量ながらアトス山、オサ山、ヨアニナ、マグネシア、カストリア、トリカラでも栽培される。2010年の栽培面積は1971ha[4]であり、ギリシャ以外での栽培は見られなかったが、2013年には世界で2239haに増加し、中国の甘粛省においても栽培が始まっている[5]。
ナウサで造られるクシノマヴロは、ギリシャにおいて最重要かつ高い評価を受けているワインである。ナウサは1971年から保護原産地呼称に登録されており、これはギリシャにおける最初の認定であったが、これにはクシノマヴロを100%使うことが義務付けられている[6]。
ワインのスタイル
品質の高いものは酸とタンニンが豊富であるため熟成に向く。また、クシノマヴロはバローロのようなイタリア屈指のワインを生むネッビオーロと類似性があると言われる[7]が、遺伝的な関連性はない[1]。グメニッサではネゴスカとブレンドされることもあり、果実味に富んだアルコール度数の高いワインが造られる[8]。
出典
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