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クサフジ(草藤[4]、学名: Vicia cracca)はソラマメ属に属する多年草。和名の由来は、葉と花がフジに似ていることから[5]。別名、ガーデンベッチ[1]、ケクサフジ[1]。中国名は、多花野碗豆[1]、廣布野豌豆[1]。
北海道、本州、四国、九州に分布する[4]。山地の草原の日当たりの良い場所や林縁に生える[4][5]。
茎はつる状で、長さは80 - 150センチメートル (cm) になる[4]。茎は角張り、細かい毛がある[5]。葉は羽状複葉でやや薄く、18 - 24個ほどの小葉と先端が分枝する巻きひげからなる[4]。小葉は長さ1 - 3 cmの狭卵形[4]。托葉は小さく2歯があるが、無いものもある[6]。
花期は5 - 9月で、茎の上部にある葉の腋から花柄を伸ばす[5]。淡紫色から青紫色の蝶形花が長い総状花序に蜜になって咲く[4]。花の長さは、10 - 12ミリメートル (mm) 。5歯のある萼をもち、下側の1歯が特に長い。果実は豆果で毛がなく、長さが2 - 3 cm、幅が5 - 6 mmの長楕円形になる[4]。普通、莢の中に2 - 6個ほどの種子ができる[4][6]。
食べられる野草のひとつで、柔らかい新芽や葉を摘んで食用にできる[4]。採取時期は、中部以西の西日本が4月、関東地方が4 - 5月、東北地方以北では4 - 6月ごろとされる[4]。茹でてから水にさらし、和え物やおひたし、酢の物にしたり、クセはなく生のまま天ぷらやサラダの付け合わせなどにする[4]。花の花弁だけを摘んで、軽く湯通しして酢の物にもできる[4]。
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