キング・オブ・コースターFUJIYAMA
日本の遊園地・富士急ハイランドにあるローラーコースター ウィキペディアから
日本の遊園地・富士急ハイランドにあるローラーコースター ウィキペディアから
キング・オブ・コースターFUJIYAMA(キング・オブ・コースター・フジヤマ、FUJIYAMA, The King of Roller Coasters)は、山梨県富士吉田市にある遊園地、富士急ハイランドに存在する大型ローラーコースター。1996年7月17日開業[3]。キャッチフレーズは「失神話誕生。(開業当初のポスターより)[4]」、「天国に一番近いコースター(1999年に放映されたCMより)[5]」など。
FUJIYAMA | |
上:公式ロゴ 下:コースター | |
所在地 | 富士急ハイランド |
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座標 | 北緯35.486980度 東経138.779400度 |
状態 | 営業中 |
開業 | 1996年7月17日 |
建築費 | 30億円 |
種別 | 鉄製 |
製作 | トーゴ |
モデル | メガコースター[1] |
リフト | チェーンリフト |
最高部高度 | 79[2] m (259 ft) |
最大落差 | 70[2] m (230 ft) |
コース全長 | 2,045[2] m (6,709 ft) |
最高速度 | 130[2] km/h (81 mph) |
回転 | 0 |
最大傾斜角 | 65° |
最大加速度 | 3.5G |
身長制限 | 110 cm (3 ft 7 in) |
定員 | 28名 |
年齢制限 | ~64歳 |
料金 | 2,000円 |
FUJIYAMA - RCDB | |
FUJIYAMAの画像 - RCDB |
1966年導入の「ジャイアントコースター」の後継として導入され[3]、名称は日本一高い山「富士山」から名付けられた。開業当初、高さ、巻き上げ高さ、落差、最高速度の4項目で世界一を誇り[3]、1997年度のギネスブックに掲載された事から「キング・オブ・コースター(KING OF COASTERS)」と称されている。開発にあたっては記録や恐怖感のみを追求せずコースターの面白さや醍醐味が長期に渡り愛されることを考慮して研究され、キャメルバック型を基本とし車体が地面とほぼ垂直になるブーメランターンやサーフィンの感覚を彷彿とさせる蛇行や林立する柱をすり抜けるスリルといった新鮮で多彩な感覚を提供する変化に富んだコース設計を施した[3]。
ド・ドドンパ、ええじゃないか、高飛車と共に、富士急ハイランドを代表する「4大コースター」となっており、開業から25年以上経った現在でも同園人気ナンバーワンのアトラクションとして君臨している。到着時には係員が拍手で迎えてくれる。
コース途中には2021年末までライドフォトカメラが設置されており、乗車後に「フジヤマ写真館」で販売を行い写真の他データ及び写真とデータのセットも販売し、一時期はシールや写真入りマグカップも販売していた。2021年12月31日を以てFUJIYAMAを含む4大コースターで終了。
2015年8月16日に、搭乗者2000万人を突破した。
2017年7月29日、「トンデミーナ」横の特設テントにこのアトラクションをVR映像で体験できる「ほぼFUJIYAMA」がオープンした(現在は終了)。
開業した当時、大型コースターでは高い背もたれと肩まで覆うショルダーハーネスが備えられた車両が主流の中、低い背もたれにシートベルト、腰のみを固定するバーと、ハイスペックなコースターとしては比較的軽装備な車両が採用された。車両のデザインは大気圏を突入する隕石をイメージしたもの。また、先代のジャイアントコースターを模ってか車両が長めに作られている。
開業当初は赤、青、黒の3編成で、それぞれオレンジ色の炎が描かれたデザインだった。2002年8月には1億5000万円を掛けて金箔3kgを車両全体に貼り付けた「フジヤマ金太郎」、2003年10月には1億円を掛けて鏡面状に磨き上げた銀箔1kgを貼り付けた「フジヤマ銀次」、2006年4月には開業10周年を記念し、共に結成10周年を迎えた氣志團とのコラボによる1年限定車両「フジヤマ氣志團號」が導入された。なお、氣志團號は先頭の10周年マークや氣志團メンバーのイラストが消され、しばらく運行していた。2009年7月には二代目金太郎・銀次が導入された。なお、初代金太郎の先頭車両のみ、ド・ドドンパの加速トンネル付近にフォトスポットのオブジェ「AIR FUJIYAMA」として置かれている[6]。2013年4月13日には、全面鏡面加工を施した「フジヤマ鏡子(きょうこ)」が導入された[7]。2016年7月16日には、開業20周年を記念し約1億6000万円を掛けて先頭車両に鳳凰が掘られた「三代目金太郎 鳳凰号」が導入された[8]。2017年4月22日には真珠のような輝きを放ち、初代車両を踏襲した炎が描かれた「フジヤマパールちゃん」が導入された[9]。
夏期と冬期では、異なる車輪を使っている。特に冬場は、プラットホームにあるヒーターによって車輪を暖めることで、抵抗を抑えるようにしている。
2021年2月より、FUJIYAMAの0°カントカーブ(第2高点55m)部分に点検塔を兼ねた展望タワー「FUJIYAMAタワー」を建設開始。展望台と2つのアクティビティを設置し、2021年7月21日にスカイデッキとウォーク、2022年7月22日にスライダーが開業。
ほぼFUJIYAMAは、FUJIYAMAをバーチャルリアリティで再現したアトラクションである。「トンデミーナ」横の特設テントで「ほぼドドンパ」とともに営業していたが、現在は営業を終了している。
2017年7月29日に開業したこのアトラクションは、積年の課題である“絶叫マシンの食わず嫌い”をなくし、より多くの人に絶叫する楽しさを知ってもらいたいという思いから導入された。旧ドドンパの車両に乗り込み、ヘッドマウントディスプレイ(ゴーグル型の映像投影機)とヘッドホンを装着すれば、上下左右360度広がる世界の中で、本番さながらの臨場感溢れる乗車体験を楽しむことができるというもの[10]。天候に関係なく楽しむことができるため、雨で絶叫マシンが動いていない状況でも、これに乗れば思いきり絶叫することができる。7歳から乗車可能だが、13歳未満は「Galaxy Gear VR」ではなく「ハコスコ」を使用している。
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