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カルビン回路
光合成反応における代表的な炭酸固定反応 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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カルビン回路(カルビンかいろ、英語: Calvin cycle)は、光合成反応における代表的な炭酸固定反応である。ほぼすべての緑色植物と光合成細菌がこの回路を所持している。1950年にメルヴィン・カルヴィン、アンドリュー・ベンソン、ジェームズ・バッシャム(英語版)によって初めて報告された[1]。カルビン・ベンソン回路、カルビン・ベンソン・バッシャム回路、CBB回路、C3回路、還元的ペントース・リン酸回路(RPP回路)とも呼ばれる。
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光化学反応により生じた NADPH および ATP が駆動力となって回路が回転し、最終的にフルクトース-6-リン酸から糖新生経路に入り、多糖(デンプン)となる。この回路の中核である炭酸固定反応を担うリブロースビスリン酸カルボキシラーゼ (RubisCO) は地球上でもっとも存在量の多い酵素であると言われている。
反応自体は光がなくても進行するため、光が不可欠な光化学反応(明反応)と対比して暗反応とも呼ばれる。ただし、反応にかかわる酵素のうち、RubisCO をはじめとする複数の酵素は光によって間接的に活性化されるため、暗所では炭酸固定活性が低下する(そのため暗反応という名称はやや誤解を与える)。C3の化合物で行われているので、C3型光合成ともいう。光合成という場合、明反応と暗反応の全体を指す。