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エンドユーザー
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エンドユーザー (英: end user, end-user) またはユーザーとは、コンピューティングプラットフォーム上のアプリケーション、データ、およびサービスの最終的な消費者である[1]。つまり、テクノロジー商品を最終的に使う人を意味する言葉である[2][3][4] 。末端消費者、最終消費者または最終顧客とも呼ばれる。
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エンドユーザーは顧客とは異なる概念である。顧客は商品を購入したとしても、必ずしもそれを使うとは限らない。例えば、ゾウの餌を顧客として買うのは飼育係だが、エンドユーザーはゾウである。契約書などでは、「エンドユーザー」という用語は再販業者でない者を示す。この定義で見れば、飼育係に餌を売った業者が非エンドユーザーで、飼育係はエンドユーザーということになる。 エンドユーザー使用許諾契約 (EULA)では、エンドユーザーは、ソフトウェアをインストールする再販業者 、またはソフトウェアを購入して管理する組織とは区別される[5] 。
エンドユーザーの議論は一般的にコンピュータアプリケーションに関する文脈で行われ、エンドユーザーは、システムオペレーター、システム管理者、データベース管理者[6]、IT専門家、ソフトウェアの専門家、コンピューター技術者など、商品の利用を支援または保守するユーザー[7]と反対のユーザーの意味で使われる。エンドユーザーは通常、製品設計者の技術的理解やスキルを持たない。 [8]設計者が忘れたり見過ごしたりしやすく、 顧客が不満を感じる機能につながる。 情報技術では、エンドユーザーは通常の意味での「 顧客 」ではなく、通常は顧客の従業員である。 [9] たとえば、大規模な小売企業が従業員が使用するソフトウェアパッケージを購入した場合、その大規模な小売企業はソフトウェアを購入した「顧客」だったが、エンドユーザーは仕事でソフトウェアを使用する企業の従業員である。
特定のアメリカの防衛関連製品および情報は、ITARおよびEARに基づく米国政府からの輸出承認を必要とする[10]。ライセンスを輸出するには、最終用途証明書を取得するためにエンドユーザーと用途を両方特定する必要がある[11]。 英国では、エンドユーザーアンダーテイキング(EUU)という名前の製品のライセンスに付属するドキュメントが存在する。
「エンドユーザー」はソフトウェア工学での中心的概念のひとつであり、あるソフトウェアを最終的に使うと想定される人々を「エンドユーザー」のペルソナとして定義することで、ユーザーの特徴を考慮して設計が行われる。他に、想定ユーザー、対象ユーザーなどとも言う。 特に、プログラムを広く大衆向けに製造販売する場合は、エンドユーザーは技術的経験や事前の訓練がほとんど全く無いと想定することが多い。