インターカラー(Intercolor)こと国際流行色委員会(こくさいりゅうこうしょくいいんかい 英語:International Commission for Color)[1][3]は、国際的な民間の色彩情報団体。また、俗に、同団体が決定した流行色の呼び名[4]。
この記事のほとんどまたは全てが唯一の出典にのみ基づいています。 (2020年3月) |
International Commission for Color | |
設立 | 1963年[1] |
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設立地 | フランス・パリ[1] |
事務局長 | Olivier Guillemin[2] |
ウェブサイト | https://www.intercolor.nu/ |
概要
- 沿革
インターカラーは、1963年にフランス、スイス、日本の主導で発足した[1]。設立時の日本代表は、色彩学者の稲村耕雄だった[1]。最初の国際会議は1963年9月9日にパリで開催され、発起国に加え、西ドイツ、ベルギー、スペイン、イギリス、イタリア、オランダ、スウェーデン、アメリカ合衆国の11ヶ国が参加した[1]。
インターカラーは加盟各国代表の非営利の色彩情報団体(各国1団体ずつ)で構成されており、年に2回開催される会議(Intercolor Congress)により、加盟国のファッション・化粧品・工業製品などの各産業で24ヶ月後に用いる色を選んでいる[5](6月に春夏カラー、12月に秋冬カラーを選定[3])。選定色を選ぶ作業は、加盟各国の代表の色彩情報団体があらかじめ選んだ色を持ち寄り、提案・議論することで決定される。
主にヨーロッパで開催される会議でプレゼンテーションされる500色の中から特色ごとに決められ毎年20、30色選ばれる[6]。
加盟国は常に変動しており、2020年時点での加盟国は 中国、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、イギリス、ハンガリー、インドネシア、イタリア、日本、ポルトガル、韓国、スペイン、スイス、タイ、トルコ、アメリカ合衆国[5]。かつてはオーストリア、コロンビア、チェコ、ルーマニアの代表団体も参加していた。
日本の代表団体は日本流行色協会内の「インターカラー日本委員会」[3]。
- 会議で選ばれた色の利用
インターカラーで選ばれた色(以降、選定色)は、各業界では比較的早い時期に出される流行色情報とされる。ファッション業界を例に取ると、選定色決定後から目標時期までの2年の間に[6]、まず選定色決定直後には素材や形状が決められ、約1年前には試作された素材の展示会が開催され、約半年前には展示会や発表会などが開催され、その後に大量生産が行われて小売店に並び、一般消費者に「最新の」ファッションとして身につけられるに至る。
脚注
外部リンク
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