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シマドジョウ属(Cobitis)は、コイ目ドジョウ科に属する淡水魚の属。ドジョウ科のタイプ属で、タイプ種はタイリクシマドジョウ(Cobitis taenia)である。シマドジョウという言葉には、この属のほか、ユーラシア大陸および周辺島嶼国のいくつかの属に属する種も指す。この属以外のシマドジョウに関しては、ドジョウ科を参照。正確な種数は不明であるが、未記載種含め100種を超えると考えられている。シマドジョウ属の名前の由来は、縞があるドジョウというところからで、関西での呼び名である。日本国内のシマドジョウ属に属する種類にはさまざまな別名があり、アジメドジョウ、オウギノショウ、カナベドジョウ、カワドジョウ、カンナマドジョウ、カンナベ、カンナメドジョウ、キュウキュウドジョウ、キリメ、ギリメ、キンカンアジメ、クルマドジョウ、ゴマドジョウ、ゴリネホウ、コンペイトウドジョウ、ササ、ササドジョウ、ササノハドジョウ、スナサビ、スナドジョウ、スナハギ、スナハビ、スナムグリ、スナメグリ、スナモグリ、スナメドジョウ、タカノハドジョウ、タケドジョウ、ツチドジョウ、ツルマキドジョウ、ドジョウ、ムギガラドジョウ 、ムギナ、ムギワラドジョウ、ムナギ、ヤナギドジョウなどといった地方名や別名がある[2][3]。
観賞魚として人気が高く、また、食用としても美味である。
尾鰭は丸く、体は細長い。左右に3本ずつ、合わせて6本の鬚を持ち、体側には円形や楕円形の黒色斑が縦に10~20程度並んでいるのが見られる。また、オスの胸鰭の第2鰭条第1節が発達して骨質盤となり顕著に伸長し、基部が楕円形で先端部が嘴状になる形質が他種と見分けるのに有効とされる。体の斑紋は種によって実にさまざまで、種内でも地域的な変異、あるいは個体差が大きい。
日本産については、種群に含まれる学名未決定種・未記載種も含む[4]。
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