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1966年の寺山修司による長編小説 ウィキペディアから
『あゝ、荒野』(ああ こうや)は、1966年に刊行された寺山修司の長編小説。寺山の唯一の長編小説である。
寺山はあとがきで 「この小説をモダン・ジャズの手法によって書いてみようと思っていた」とし、「大雑把なストーリーをコードネームとしてきめておいて、あとは全くの即興描写で埋めていくというやり方」で書いたと記している。
2011年に戯曲化され、2017年に映画版が公開された。
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吃音症で対人赤面症に悩む建二。母親の死後、暴力をふるう父親と共に生活していたが耐えられず、家から出るため床屋に住み込みで働いている。一方の新次は幼いころに父親は自殺、母親にも捨てられ野性的な性格に育った。似たところがあるような、ないようなこのふたりがひょんなことから出会い、元ボクサーである堀口にしごかれプロボクサーを目指す。人が心にもっている愛や孤独、自分と向き合う青春物語。
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2011年に、蜷川幸雄の演出により、埼玉県・東京都にて上演された[1]。
以下、内容はシアターガイドを出典とする。
岸善幸の監督により、前後編の2部作として2017年10月(前編が10月7日、後編が10月21日)に公開された[2]。
舞台を近未来の2021年に設定し、原作を大きく改変してある。新次の詳しい生い立ちはオリジナル要素で母親やライバル裕二らはオリジナルキャラクターであり、健二もヤン・イクチュンに合わせて韓国人とのハーフに変更している。
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