ゆ

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ゆ 教科書体

書き順

変体仮名、由

日本語

• 平仮名
• 五十音図: や行 う段
• いろは順: 39番目　「き」の次、「め」の前
• 字源: 由の草体
• 片仮名:ユ
• ローマ字:yu
• Unicode
  • 16進: 3086 ゆ
  • 10進: 12422 ゆ

語源

古典日本語「ゆ」（湯） < 日本祖語 *yu

名詞

ゆ【湯】

1. 人が熱く感じる程度（概ね摂氏40度以上）に温度を上げた水（みず）。おゆ。
2. （語義1より）風呂のこと。
3. 鋳造に使う溶けた金属。溶湯。
   • この電気炉に対しまして初装と書いてございますけれども、スクラップを２回チャージをして、電気炉１杯分の湯をつくると、こういう工程でございます。（庄野俊治、中央環境審議会廃棄物・リサイクル部会自動車リサイクル専門委員会）〔2008年〕^[1]

派生語

• さゆ（白湯）
• ぬるまゆ
• ゆぶね（湯舟、湯船）
• 湯桶読み

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沖縄語

助詞

ゆ

1. (文章語) 〜を。

語源

琉球祖語 *wo < 日本祖語 *wo

接尾辞

ゆ

1. 四。

関連語

• ゆー

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北奄美大島語

名詞

ゆ【世】

1. 世（よ）。時代。

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古典日本語

名詞：湯

ゆ【湯】

1. 熱（あつ）くした水（みず）。湯。
2. 温泉。
3. 入浴。湯殿（ゆどの）。
4. 薬湯。

語源

日本祖語 *yu

発音

一拍名詞三類

↘ゆぅ

名詞：柚

ゆ【柚】

1. (木) 柚（ゆず）。（秋の季語）

名詞：揺

ゆ【揺】

1. (音楽) 琴（こと）の奏法。左指で弦を押（お）しながら揺（ゆ）らす方法。

助詞

ゆ

1. （格助詞）～より。
   • 田子の浦ゆ うち出でて見みれば 真白にぞ 富士の高嶺に 雪は降りける（山部赤人）

助動詞

ゆ

1. （上代語）受身・可能・自発の助動詞。「る」より古い用法。
   • 瓜食（は）めば子ども思ほゆ栗食めばまして偲（しぬ）はゆいづくより来りしものぞまなかひにもとなかかりてやすいしなさぬ（山上憶良『子等を思ふ歌一首、また序』　万葉集）

     瓜を食べれば、（食べさせてやりたいと）子供たちのことがおもわれる、栗を食べればなおさら偲ばれる。（子供は）どこからの賜りものなんだろう、（離れていると）目の前にむやみに出てきて、ゆっくり寝ることもできない。:

用法

四段・ナ変・ラ変活用の未然形に接続する。

活用

表中の「え」はや行え段の「𛀁」である。

未然形	連用形	終止形	連体形	已然形	命令形	活用型
え	え	ゆ	ゆる	ゆれ	○	下二段型

類義語

• らゆ

派生語

• 見ゆ
• 聞こゆ
• しのはゆ
• あらゆる（現代語）
• いわゆる（現代語）

註

1. 『産業構造審議会環境部会廃棄物・リサイクル小委員会自動車リサイクルＷＧ 中央環境審議会廃棄物・リサイクル部会自動車リサイクル専門委員会 第１４回合同会議議事録』平成２０年１０月２２日（環境省ホームページ）政府標準利用規約（第2.0版）公開 http://www.env.go.jp/council/former2013/03haiki/y035-14b.html 2020年1月12日参照。