もむ

日本語

発音

• (東京式) もむ [mòmú] (平板型 – [0])
• IPA^(?): [mo̞mɯ̟ᵝ]
• (京阪式) もむ

動詞

もむ【揉む】

1. 手で握ったり離したりする。力を加えたり弱めたりして、刺激を与える。
   • 肩を揉んでほぐす。
2. 塩などと合わせて揉んで馴染ませる。
   • 香島嶺の　机の島の　小螺（したたみ）を　い拾ひ持ち来て
     石もち　つつき破り　早川に　洗ひ濯ぎ
     辛塩に　こごと揉み　高坏に盛り　机に立てて
     母に奉りつや　女つ児の刀自　父に奉りつや　み女つ児の刀自
     （万葉集・巻16・能登の国の歌）
3. （揉まれる）なされるがままになる。
   • 人波に揉まれる。

活用

も-む 動詞活用表（日本語の活用）

マ行五段活用
語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	仮定形	命令形
も	ま も	み ん	む	む	め	め

各活用形の基礎的な結合例

意味	語形	結合
否定	もまない	未然形 + ない
意志・勧誘	ももう	未然形音便 + う
丁寧	もみます	連用形 + ます
過去・完了・状態	もんだ	連用形音便 + だ
言い切り	もむ	終止形のみ
名詞化	もむこと	連体形 + こと
仮定条件	もめば	仮定形 + ば
命令	もめ	命令形のみ

活用と結合例

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古典日本語

発音

二拍動詞一類^(?)

• 連体形

  (平安時代)もむ

  (南北朝時代)もむ

  (室町時代)もむ

  (江戸時代)もむ

動詞

もむ【揉む】

1. 両手を擦（す）り合（あ）わせる。また、そうして物を柔（やわ）らかくする。
2. 大勢が入（い）り乱（みだ）れて押（お）し合（あ）う。
3. 馬（うま）に鞭（むち）をあてて走（はし）らせる。

も-む 動詞活用表（日本語の活用）

マ行四段活用
語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	已然形	命令形
も	ま	み	む	む	め	め