はやし

日本語

動詞

はやし

1. 「はやす」の連用形。

名詞：林

はやし【林】

1. 木が群生している場所。
2. 〔比喩的に〕 複数の事物の集まり。

用法

語義1: ＜木が群生する場所＞

• 林を切り開く

語義2: 〔比喩的に〕 ＜集まったもの＞

• 煙突の林 ^[1]
• ことばの林

発音

• (東京式) はやし​ [hàyáshíꜜ] (尾高型 – [3])
• (東京式) はやし [hàyáshí] (平板型 – [0])
• IPA^(?): [ha̠ja̠ɕi]
• (京阪式) はやし

翻訳

語義1:

木が群生する場所

• アイスランド語: skógur ^(is)
• 英語: woods ^(en) （〔アメリカ〕 単数、 〔イギリス〕 複数）
• 中国語: 樹林/树林
• フランス語: bois ^(fr) 男性
• ポーランド語: las ^(pl) 男性; （針葉樹の） bór ^(pl) 男性
• リトアニア語: （針葉樹の） šìlas ^(lt) 男性

参照

• 原生林；　もり

名詞：囃子

はやし 【囃子/囃】

1. (音楽) 拍子をとって気分を高揚させるために演奏する音楽。

用法

• お囃子
• 祭囃子（ばやし）
  • 祭囃子を奏でる

発音

• (東京式) はやし​ [hàyáshíꜜ] (尾高型 – [3])
• IPA^(?): [ha̠ja̠ɕi]

関連語

動詞

• 囃す
  • 囃し立てる

名詞

• すっとこどっこい

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古典日本語

名詞：林

はやし【林】

1. 木が群生する場所。
2. 複数の事物の集まり。^[2]

発音

三拍名詞四類^(?)

• (平安時代)ふぁやし
• (南北朝時代)ふぁや​し
• (室町時代)ふぁや​し
• (江戸時代)はや​し

名詞：栄し

はやし 【栄し】

1. 飾りに用いるもの。^[2]

形容詞

はやし【早し】

1. （風などが）激しい。
2. （年月・月日が）短い。

基本形	語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	已然形	命令形	活用の種類
はやし	はや	(-く)	-く	-し	-き	-けれ	○	ク活用
		-から	-かり	○	-かる	○	-かれ

発音

三拍形容詞二類^(?)

• 連用形

  (平安時代)ふぁや​く

  (南北朝時代)ふぁや​く

  (室町時代)ふぁや​く

  (江戸時代)はや​く

• 連体形

  (平安時代)ふぁやき​ぃ

  (南北朝時代)ふぁ​やき​ぃ

  (室町時代)ふぁ​やき

  (江戸時代)は​やき

類義語

語義2

＜（月日が）短い＞

• 疾し

諸言語への影響

• 現代日本語: はやい

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脚注

1. 梅棹忠夫、金田一春彦・他監修『講談社 カラー版 日本語大辞典』1989年、1589頁。ISBN 4-06-121057-2
2. 金田一京助、金田一春彦・監修『明解古語辞典（新版）』三省堂、1966年、842頁。