鬼一法眼
日本の小説『義経記』に登場する架空の人物 ウィキペディアから
日本の小説『義経記』に登場する架空の人物 ウィキペディアから
鬼一法眼(きいちほうげん[1][注 1])は、室町時代初期に書かれた『義経記』巻2に登場する伝説上の人物[1]。「法眼」とは僧侶に対する尊称であって、名前ではない[1]。
京の一条堀川に住んだ僧侶の身なりの法師陰陽師[1]。『六韜』という兵法の大家でもあり、文武の達人とされる。源義経がその娘と通じて伝家の兵書『六韜』を盗み学んだという伝説で有名。また剣術においても、京八流の祖として、また剣術の神として崇められている。
浄瑠璃「鬼一法眼三略巻」(長谷川千四、文耕堂、1731年、竹本座)でも広く知られた。
京都市立鞍馬小学校横には、「鬼一法眼之古跡」という石碑があり、鬼一法眼の屋敷跡とも墓とも伝えられている。なお、石碑の建立は大正4年11月10日、鞍馬校職員生徒によるもの。
また、鞍馬寺境内には鬼一法眼を祀る鬼一法眼社がある。
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