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奈良時代の皇族。正四位下・摂津大夫。万葉歌人 ウィキペディアから
長田王(ながたおう、生年不詳 - 天平9年6月18日(737年7月20日))は、奈良時代の皇族。官位は正四位下・摂津大夫。
和銅4年(711年)正五位下に叙せられ、翌和銅5年(712年)伊勢斎宮へ派遣される[1]。元明朝末の和銅8年(715年)正五位上、元正朝に入り霊亀2年(716年)従四位下・近江守と続けて昇叙される。
神亀元年(724年)聖武天皇の即位後間もなく従四位上に叙せられると、のち神亀6年(729年)正四位下・衛門督、天平4年(732年)摂津大夫に叙任されている。天平6年(734年)朱雀門前で歌垣が開催された際、栗栖王・門部王・野中王らとともに頭を務めた[2]。
聖武朝初期に、六人部王・門部王・佐為王・桜井王ら十余人と共に「風流侍従」に数えられた[3]。
歌人として、『万葉集』に伊勢斎宮に遣わされた際山辺の御井で[4]および筑紫の水島[5]へ派遣された際に詠んだ和歌6首が入集。また、『歌経標式』にも和歌作品1首が採録されている。
『続日本紀』による。
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