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第8回立法院議員総選挙(だい8かいりっぽういんぎいんそうせんきょ)は、1968年11月10日に行われた、琉球政府の立法院議員選挙である。
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これに合わせて、第1回行政主席通常選挙が同日に、直後には那覇市長選挙も行われた。そのため、これらの選挙をまとめて「三大選挙」と呼ばれるようになった。
近い将来の沖縄返還が確実の情勢となり、復帰の方法論とアメリカ統治の総括をめぐって、自民党と革新共闘(社大党・人民党・社会党を中心とした共闘組織)の両陣営は、本土の政治家も動員して活発な選挙戦を展開した。
注:自民=沖縄自由民主党、社大=沖縄社会大衆党、人民=沖縄人民党、社会=日本社会党、統一=野党統一、無所=無所属。なお当選者の所属党派については、沖縄タイムス編集『沖縄年鑑』1969(昭和44年)復刻版の19~22頁「主席、立法院議員選挙開票結果」より。
出:表「党派別当選者数および得票数」、沖縄タイムス編集『沖縄年鑑』1969(昭和44年)復刻版、466頁
主席選挙では野党統一候補の屋良朝苗が当選したが、立法院選挙では自民党が立法院の過半数を上回る18議席(保守系無所属含む)、革新共闘側は14議席(統一候補含む)と共に現有勢力を維持する結果となった。地域別で見た場合、北部と宮古、八重山では自民党が大きくリードし、米軍基地が特に集中している中部と那覇市では革新共闘が圧勝する結果となった。
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