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真鳥類(しんちょうるい、Euornithes)は、尾端骨類に属する恐竜の一群である。
真鳥類 Euornithes | ||||||||||||||||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Euornithes Cope, 1889 | ||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
真鳥類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
下位分類群 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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学名はギリシャ語で「真の鳥」を意味する。
シノルニス(Sinornis )より現生鳥類に近縁である鳥群の最も近い共通の祖先含むクレードである。白亜紀前期頃に分岐したと見られる。知られている最古の種は、白亜紀前期(1億1000万年前ごろ)のガンスス (Gansus) という水鳥である。白亜紀後期のイクチオルニスやヘスペロルニス、および、現生鳥類を含む。
イクチオルニスやヘスペロルニスの系統は白亜紀末に絶滅しており、現生鳥類の祖先ではない。
クラーク(2006)らは、現在知られている最も原始的な真鳥類(Yanornithiformes)は、現生鳥類と同じような機能と原始的な機能を合わせ持っていた。これらの種は腹肋骨と恥骨結合のような原始的な特徴を持ちつつ、現生鳥類で見られる尾端骨が初めて見られた。Yixianornis (IVPP 13631)のタイプ標本では、現生鳥類と同じ配置で8本の細長い尾羽が保存されていた。これより以前の尾端骨類(Pygostylia)では、この尾羽を持った種は知られていない。その代わり、対になった羽毛または短い羽の房が見られた[2]。
真鳥類の名は、1889年にエドワード・ドリンカー・コープによって初めて命名された。ポール・セレノは、1998年に真鳥類をエナンティオルニス類(シノルニスなど)より鳥類に近縁であるすべての動物のクレードとして定義した。この定義は、別の広く使われている名前である真鳥形類(Ornithuromorpha)を包括している。真鳥形類は、1999年にルイス・キアッペ(Luis M. Chiappe)によって、Patagopteryx、ヴォロナ、Ornithuraeに加えてそれらの子孫のすべての共通の祖先として命名かつ定義された。
以下の体系図は、 Leeらにより分析された結果に基づいたものである[3]
鳥胸類 |
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以下のリストは原始真鳥類の属名である。特に断りのない限り Holtz (2011) による[4]
Holtzは Eurolimnornis属とPiksi属を真鳥類に含めたが、それらは、翼竜として再配置されている[7]
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