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『幻獣辞典』(げんじゅうじてん、EL LIBRO DE LOS SERES IMAGINARIOS)はホルヘ・ルイス・ボルヘス、マルガリータ・ゲレロの共著による文学作品。第1版である『Mannal de zoologia fantástica(幻獣動物案内)』が1957年発表、第2版『El libro de los seres imaginarios』1967年に続き、1969年版が現在知られているものである[1]。
辞典の名の通り、古今東西の空想の怪物が集められた書物である。基本的に各地の神話が主体であるが、中には「カフカの想像した怪物(『最愛の父』からの引用)」[2]のようなものも含まれている。そしてまた、ボルヘスにはよくあることだが、おそらく彼自身が「それらしく」創作した幻獣も含まれていると思われている。
版ごとに内容が拡充されており、1969年版では120篇の語りからなる。
柳瀬尚紀訳は英訳からの重訳。
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