大安寺 (福井市)
福井市の寺院 ウィキペディアから
福井市の寺院 ウィキペディアから
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.
大安寺(だいあんじ)は、福井県福井市田ノ谷町にある臨済宗妙心寺派の寺院である。山号は萬松山(ばんしょうざん)、正式な寺号は大安禅寺(だいあんぜんじ)である。
福井藩第4代藩主松平光通が大愚宗築を開山として、越前松平家の永代菩提所として万治元年(1658年)[1]に創建した。境内地は天正2年(1574年)に焼失した竜王山田谷寺の跡地である。
北陸三十三ヵ所観音霊場第10番札所。
大安寺は、もとこの地にあった竜王山田谷寺の跡地に建立された。田谷寺は、伝承によれば、奈良時代に「越の大徳」と言われ、山岳修行僧だった泰澄によって創建されたという。往時は坊舎が48坊もあり、門前に市までなしていたが、天正2年(1574年)に織田信長の越前侵攻に伴い、全山が焼失した。
80数年の空白の後、万治2年(1658年)に松平光通によって大安寺が創建される。ほぼ全ての建造物が第二次世界大戦や福井地震の影響を受けることなく創建当時のまま残存し、5棟が2008年に国の重要文化財に指定された。