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山梨県を通る一般国道 ウィキペディアから
国道300号(こくどう300ごう)は、山梨県富士吉田市から南巨摩郡身延町に至る一般国道である。
山梨県内で完結する一般国道の路線で、富士山の北東麓に位置する富士吉田市の国道138号起点(上宿交差点)から北麓の山裾に沿って西へ進み、富士五湖のひとつである本栖湖を経て、南西部に位置する南巨摩郡身延町の国道52号(上沢交差点)に至る。主な通過地は、南都留郡富士河口湖町船津、南都留郡鳴沢村、南都留郡富士河口湖町本栖、南巨摩郡身延町常葉である。富士吉田 - 本栖湖間は国道139号と重複する区間で、本栖湖の東側に位置する国道139号分岐点(本栖交差点)から身延町までの延長26キロメートル (km) 区間が本路線の単独区間である。
ここでは単独区間のみ、本栖起点で記載する。
本栖交差点を西側へ進むと本栖湖の北岸を走行する。しばらくすると現道と旧道の分岐があり、旧道は山梨県道709号本栖湖畔線となっている。かつては旧道をやや進んだところに中之倉隧道(1936年竣工、延長370 m)があったが、幅員が4.5 mと大型車がすれ違うのが困難であったことから1986年に中之倉トンネル(延長558 m、幅員6.5 m)が貫通したことで本道はそちらを通ることになり、中之倉隧道はその後閉鎖された。中之倉トンネルを過ぎると富士河口湖町から身延町に入り、距離にして約8 kmのヘアピンカーブが続く。途中身延町の中屋敷集落でカーブは緩くなるが、集落を過ぎると再びヘアピンカーブが続き、中之倉集落に達する。この区間は通称「甲州いろは坂」と呼ばれ、大型車両の通行が困難である一方、沿道は広葉樹が多いため秋は紅葉が見頃の場所となっている[4]。
中之倉集落から先はかつては沿道を流れる常葉川に沿って道が設けられており、古関の集落を抜けながらカーブが続く区間であったが、昭和60年頃よりトンネルが相次いで貫通し、現在は線形がよくなっている。北川橋の信号のない交差点で山梨県道9号市川三郷身延線と合流し、この先県道9号と重複区間となる。常葉トンネルを抜けると常葉川を挟んだ右岸に常葉地区が見え、川を渡り身延線の踏切を抜けると左岸に下部温泉が見える。波高島トンネルを抜けた先の交差点で県道9号と別れ、富山橋で富士川を渡河すると国道52号との交点かつ当国道の終点である上沢交差点に達する。
平日24時間交通量(平成17年度道路交通センサス)
地点 | 台数 |
---|---|
南巨摩郡身延町市之瀬97 | 3,153 |
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