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国連総会の補助機関 ウィキペディアから
国連薬物犯罪事務所(こくれんやくぶつはんざいじむしょ, 英: United Nations Office on Drugs and Crime, 略称UNODC)は1997年に設立された国際連合の機関で、薬物規制と薬物犯罪対応に加え、人身売買や資金洗浄を含めた組織犯罪や汚職などの腐敗対応を目的とする[2][3]。
国連薬物犯罪事務所 | |
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各国語表記
United Nations Office on Drugs and Crime | |
概要 | 事務局本部 |
略称 | UNODC |
代表 |
ガーダ・ワリィ 代表2020年– エジプト |
状況 | 活動中 |
活動開始 | 1997年 |
本部 | ウィーン |
活動地域 |
ヨーロッパ、西アジア、中央アジア[注 1][注 2] |
公式サイト | United Nations Office on Drugs and Crime |
母体組織 | 国際連合事務局 |
Portal:国際連合 |
1991年に国連薬物統制計画(UNDCP[注 7])および犯罪防止刑事司法計画をそれぞれ設立、両者を統合した1997年、国連薬物統制犯罪防止事務所(UNODCCP[注 8])を設立した後、2002年に国連薬物犯罪事務所に名称変更している[3]。ウィーン本部のほか、世界各地に支部を置く[2][3]。主に拠出金で運営され、職員数は2009年時点約450名[2]、2015年時点で約698名である[3]。各機関への助言や司法制度整備支援をはじめ、関連する調査・統計等も行っている[2][3]。
国際的な組織犯罪の防止に関する国際連合条約と国際連合腐敗防止条約(United Nations Convention against Corrption)の執行にも携わる[3]。さらに犯罪の問題に関連して世界のAIDS/HIV問題や刑事施設の監視も行っている[4]。
当事務所はウィーンに本部事務局を置き、職員数は世界の現地拠点に勤務する者を合わせるとおよそ1,500人から2,000人である。ニューヨークとブリュッセルに置いた連絡事務所に加え、現地事務所21箇所を構える。代表(Executive Director)の人事権は上部機関の国連事務局にあり、2020年2月1日に着任した代表ガーダ・ワリィ Ghada Fathi Waly(エジプト)[5][6]の肩書きは国連事務局長兼務(Under-Secretary-General of the United Nations)[7]である。前任者は駐イギリス・ロシア大使から転じたユーリ・フェドートフ(任期は2010年–2019年[5])。
UNODC 配下に国際麻薬統制委員会事務局を置く(頭字語は INCB=International Narcotics Control Board)[8]。
創刊年順
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