株式会社井筒ワイン(いづつワイン、英: Izutsu Wine)は、長野県塩尻市にあるワインメーカーである。
1927年(昭和2年)、井筒屋農園が醸造部門を開設したことに始まる。1933年(昭和8年)、井筒屋葡萄酒醸造所を創業、地元産ブドウの「ナイヤガラ」・「コンコード」を用いた自社ブランド製品の醸造を開始した。1956年(昭和31年)、現社長の塚原嘉章は、山梨大学の「ワイン科学研究センター」に研究生として入所、ブドウ栽培と醸造学などを学ぶ。帰郷後、ヨーロッパのワイン用ブドウ品種の栽培と醸造を決意。栽培と醸造試験に取る組む結果、フランスの「メルロー種」が桔梗ヶ原の風土に適す品種であることが分かった[1]。
- 1927年(昭和2年) - 井筒屋農園が醸造部門を開設。
- 1933年(昭和8年) - 井筒屋葡萄酒醸造所を創業、自社ブランド製品の醸造を開始。
- 1956年(昭和31年) - 塚原嘉章は、山梨大学の「ワイン科学研究センター」に研究生として入所、ブドウの栽培と醸造学を学ぶ。
- 1990年(平成2年) - 「リュブリャーナ国際ワインコンクール」で銀賞を受賞。
- 1997年(平成9年) - 「リュブリャーナ国際ワインコンクール」で金賞を受賞。
- 2002年(平成14年) - 「井筒NAC」シリーズを発売。
- 2006年(平成18年) - 「日本ワインコンクール」において「NACメルロー樽熟 スーブリーム」で金賞を受賞。
- 2007年(平成19年) - 「日本ワインコンクール」において「NACシャルドネ 樽熟」で金賞を受賞[1]。
- 営業時間 - 午前9時-午後5時
- 工場見学 - 不可
- ブドウ園 - 棚仕立て、垣根仕立て共、見学可
- 駐車場 - 乗用車20台、大型バス2台
- 「日本ワインコンクール(Japan Wine Competition)」[2]
- 第4回 2006年(平成18年)金賞受賞[3]
- 欧州系・赤「NAC メルロー 「樽熟/スーブリーム」 2003」
- 第5回 2007年(平成19年)金賞受賞[4]
- 欧州系・白「NAC シャルドネ 「樽熟」 2006」
- 第6回 2008年(平成20年)金賞受賞[5]
- 欧州系・赤「NAC メルロー 「樽熟」 2006」
- 第8回 2010年(平成22年)金賞受賞[6]
- 欧州系・赤、最優秀カテゴリー賞「NAC カベルネ・ソーヴィニヨン 「樽熟」 2008」
- 欧州系・赤「NAC カベルネ・フラン 2009」
- 第9回 2011年(平成23年)金賞受賞[7]
- 欧州系・赤「NAC メルロー 「樽熟」 2008」
- 第10回 2012年(平成24年)金賞受賞[8]
- 欧州系・赤「メルロー 「樽熟」 2010」
- 欧州系・赤「シャトー イヅツ 2010」
- 欧州系・赤「NAC カベルネ・ソーヴィニヨン 「樽熟」 2010」
- 第11回 2013年(平成25年)金賞受賞[9]
- 国内改良・赤、コストパフォーマンス賞「MAC マスカット・ベリーA 2012」
- 第13回 2015年(平成27年) 金賞受賞[10]
- 欧州系・白、部門最高賞「NAC シャルドネ 樽熟 2014」
- 第15回 2017年(平成29年) 金賞受賞[11]
- 第17回 2019年(令和元年)金賞受賞[12]
- 国内改良・赤、部門最高賞「NAC マスカット・ベリーA 遅摘み」
- 第18回 2022年(令和4年)金賞受賞[13]
- 欧州系・白「NAC シャルドネ[樽熟] 2020」
- 国内改良・赤、部門最高賞「NAC マスカット・ベリーA[遅摘み] 2019」
- 国内改良・赤、コストパフォーマンス賞「賞 NAC マスカット・ベリーA 2021」
- 塩尻市誌編纂委員会編『塩尻市誌 別冊 塩尻市の年表 集落の歴史・索引』1995年6月30日
- 『信州造り酒屋の逸品 旨し酒・こだわりの酒 厳選130本』「『シャトーイヅツ』井筒ワイン」アース工房、2000年6月
- 山本博著『日本のワイン 本格的ワイン造りに挑んだ全国のワイナリー』「イヅツワイン」早川書房、2003年7月
- 『食品メーカー総覧 : 全国の食品メーカー関連企業を網羅 2009年版』「(株)井筒ワイン(塩尻市)」540頁、日本食糧新聞社、2008年10月
- 塩尻市産業振興事業部ブランド観光商工課『VIN VOYAGE SHIOJIRI 塩尻生まれ 世界品質ワイン』「井筒ワイン」2015年6月
- ワインツーリズム監修『甲州・信州のちいさなワイナリーめぐり』「井筒ワイン」2015年11月
“会社概要”. 井筒ワイン. 2017年10月20日閲覧。