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『三角の距離は限りないゼロ』(さんかくのきょりはかぎりないゼロ)は、岬鷺宮による日本のライトノベルおよびそれを原作としたするメディアミックス作品。イラストはHiten。電撃文庫(KADOKAWA)より2018年5月から2022年8月まで全8巻が刊行され、その後アフターストーリーとなる9巻が2023年4月に発売された。『このライトノベルがすごい!2019』では新作部門で第3位[5]、文庫部門で8位をそれぞれ獲得[6]。2022年6月時点で電子版を含めたシリーズ累計部数は40万部を突破している[7]。
三角の距離は限りないゼロ | |
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ジャンル | 青春[1]、ラブコメ[2] |
小説 | |
著者 | 岬鷺宮 |
イラスト | Hiten |
出版社 | KADOKAWA |
レーベル | 電撃文庫 |
刊行期間 | 2018年5月10日 - 2023年4月7日 |
巻数 | 全9巻 |
漫画 | |
原作・原案など | 岬鷺宮 |
作画 | 森野カスミ |
出版社 | KADOKAWA |
掲載誌 | 月刊コミックアライブ |
レーベル | MFコミックス アライブシリーズ |
発表号 | 2019年5月号[3](プレ連載) 2019年6月号[4](本連載) - 2021年1月号 |
発表期間 | 2019年3月27日[3](プレ連載) - 2020年11月27日 |
巻数 | 全3巻 |
話数 | 全17話 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | ライトノベル・漫画 |
ポータル | ライトノベル・漫画 |
宮前高校二年四組の矢野四季は一学期最初の日である四月九日、転入してきた水瀬秋玻に素の自分を見られたことをきっかけに、彼女に恋に落ちた。
始業式の放課後、教室に戻った矢野が見たものは、水瀬春珂という、もうひとりの人格と入れ替わった水瀬秋玻の姿だった。秋玻と春珂が二重人格であるという『二人』の秘密を知った矢野は、秋玻に近付きたいという下心と秋玻を演じる春珂の危うさから『彼女たち』が二重人格であることが周囲にバレないよう協力することを申し出る。
本作は東京都杉並区・西荻窪を舞台としており、作者の過去作である『失恋探偵ももせ』および『読者と主人公と二人のこれから』 『放送中です!にしおぎ街角ラジオ』などと世界観を共通しているが、本作から入っても理解できるよう配慮がなされている。
担当声優はボイスドラマ版の声優を示す。
作者は本作を執筆する際にこだわった点について「一番はキャラクターの感性と自意識」だと述べており、特に本作は「一人の中に二人いる」女の子を丁寧に描くことで、男の子側の感性表現だけに特化しないようにしている[8]。また、作者は自身の過去作『読者と主人公と二人のこれから』と同様に今作でも「一人の女子を異なる視点で描く」ことにこだわっており、その理由について作者自身は「自分が現実の女子に対して、現実と想像の2つの視点から感じることがあったから」だと述べたうえで「他人のことを見える範囲だけで理解するのはダメだということを描きたくて、そういった構造になりがちなのかもしれない」と分析している[8]。
本作では作者の過去作のキャラクターが登場するが、作者によれば登場させている特別な理由はないとのこと[8]。ただ、例外として自身のデビュー作『失恋探偵ももせ』のヒロイン・千代田百瀬に関しては作者曰く「キャラクターとして好きすぎる部分もある」ため、作風に合わなくとも無理やり登場させるレベルであるとのこと[8]。
作者は企画段階では短編のオムニバス的なネタを考えており、二重人格の少女はそのネタのうちのひとつだったという[8]。その後、自身を偽る主人公・矢野四季の存在を思い浮かんだ際に「これはひとつの物語にできる」と感じ、彼らをメインとした小説を考えていくことになったという[8]。
本作のイラストレーターにHitenを起用した理由について作者は「高校生の恋愛を書く上で、それにまつわる色んな事柄をぼかさずに描けることや、最終的にキラキラとした世界を描いてもらえるイラストレーターであると思ったことが決め手」だと述べている[8]。
伊藤美来のナレーションによるテレビCMが2019年11月1日よりYouTubeの電撃文庫チャンネルにて公開され、11月2日より放送された[24]。
YouTubeの電撃文庫チャンネルにおいて、電撃文庫の新作及び人気シリーズの冒頭部分を声優が朗読する企画「電撃文庫朗読してみた」のひとつとして、2021年3月12日に楠木ともりによる約8分の朗読が配信された[25]。
同じくYouTubeの電撃文庫チャンネルにおいて、本作のボイスドラマが2021年8月27日より公開されている[26]。
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