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マーモットは、齧歯目リス科マーモット属 (Marmota) に分類される動物の総称。
マーモット | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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アルプスマーモット Marmota marmota | |||||||||||||||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Marmota Blumenbach, 1779[1] | |||||||||||||||||||||||||||||||||
タイプ種 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Marmota marmota (Linnaeus, 1758)[1] | |||||||||||||||||||||||||||||||||
シノニム | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Arctomys Schreber, 1780[1]
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亜属・種 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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主にアルプス山脈、カルパチア山脈、タトラ山脈、ピレネー山脈、ロッキー山脈、シェラネバダ山脈、ヒマラヤ山脈などの山岳地帯に生息している。ただし、中国東北部からモンゴルにかけての草原に生息するシベリアマーモット(タルバガン)、北米大陸に広く生息するウッドチャックなど、平野部に生息する種もいくつか存在する。
一般に巣穴の中で生活しており、冬季は冬眠する。大部分のマーモットは社会性の高度に発達した動物で、危険が迫るとホイッスルのような警戒音でお互いに知らせ合う。
食性は主に草食性である。草、果実、コケ、木の根、花などを食する。
以下の分類および英名は脚注のない限りMammal Species of the World(3rd ed.)に従うものとする[1]。和名は今泉(1986)に従う[2]。
これに加え、化石から4種の絶滅したマーモットの存在が知られている。
オックスフォード英語辞典によれば、marmot の直接の語源は近代フランス語の marmotte であり、スペイン語、ポルトガル語、イタリア語などのマーモットを指す言葉 (marmota, marmotta) もフランス語由来である。さらに語源をたどるとロマンシュ語の murmont を経て、ラテン語の murem montis (「山のネズミ」を意味するmus montisの対格)にたどりつく。murmont が marmotte に語形変化したのはおそらくマーモセットを表す古フランス語 marmotte ないし marmot に引きずられたものと思われる。ラテン語の murem montis は他方でドイツ語の murmeltier をはじめ、ゲルマン系言語におけるマーモットにあたる言葉の起源ともなっている。英語における古い用例として、オックスフォード英語辞典では1607年の用例(ある男がアルプスネズミのことをフランス風に Marmot と呼んでいた、という文脈)を紹介している。18世紀ごろに次第に英語での用例がふえ、定着した様子が窺える。
ただし、他の辞書類ではフランス語の「ぶつぶつ言う、もぐもぐ言う」の意味の動詞 marmotter からの派生語といった、別の語源を提示している場合もある[4]。
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