Loading AI tools
ウィキペディアから
ブローム・ウント・フォス P.194とは、第二次世界大戦中のドイツで開発が進められた、複合動力を用いる対地攻撃機、または戦術爆撃機用の設計案である[1]。ブローム・ウント・フォスで作られた、リヒャルト・フォークトによる他の幾種類かの設計案のように、P.194も非対称機となっている。
P.194
1944年1月、ドイツ航空省は旧式化したユンカース Ju 87の代替となる仕様を出し、ブローム・ウント・フォスはこれに応じてP.192、P.193およびP.196とともにP.194の設計案を提出した[2]。この機体の基本設計はBV 141のものを踏襲している。主胴体構造の機首部にはプロペラを駆動させるエンジンが付けられ、もう一端には尾翼が設けられた。乗員と兵装はナセルの内部に収められて主胴体から分離されている。これらは主翼によって結合されている。ただし、P.194では、コックピットポッドの後方にターボジェットが追加された。この設計の意図は、ジェットエンジンの推力により、プロペラから生まれる推力とのバランスを補助することにあった。強力な兵装がポッド前部に集中配置された。爆弾搭載量は上限500kgで、爆弾は胴体内の爆弾倉に収められて運ばれることになっていた[1][3]。
ブローム・ウント・フォスの4つの設計案は全てドイツ航空省によって不採用とされ、代わりに戦術爆撃の任務にあたるものとして選ばれたのはメッサーシュミット Me262だった[2]。
データは脚注に拠る[1]。
主要諸元
性能
兵装
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.