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フーリエ・モツキンの消去法(英: Fourier-Motzkin elimination)とは、数理論理学および計算機科学において、一次不等式からなる一階述語論理式の限量子(∀や∃)を除去するアルゴリズム。限量子消去法(英: Quantifier elimination)の1つ。1826年にジョゼフ・フーリエが発見し、1918年に L. L. Dines が再発見し、1936年に Theodore Motzkin が再々発見した[1]。
以下の手順を繰り返し行い、限量子を除去していく[2]。変数の定義域は実数もしくは有理数。
に対して、Fourier–Motzkin消去法を使用し、簡略化する。
ここで公式を使用する。
変数の定義域を整数にする場合の拡張を William Pugh が1992年に発表している[3]。オメガテストと名付けた判定条件を追加している。
また、1972年に D. C. Cooper がフーリエ・モツキンの消去法の直接の拡張ではないが、整数変数に対する限量子消去法であるCooper法を発表している[4]。
一次式ではなく、より一般的な多項式の場合 George E. Collins が1975年に発表した Cylindrical Algebraic Decomposition (CAD) を使用することにより、限量子消去が出来る。
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