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ジャガー(Jaguar)は、フェンダー社のエレクトリックギター。1962年に、フェンダー社の最高級機種として発売された。
フェンダー・ジャガー Fender Jaguar | |
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Fender Jaguars | |
メーカー/ブランド | フェンダー |
製造時期 | 1962年‐1975年、2000年- (フェンダー・ジャパン 1986年-) |
構造 | |
ボディタイプ | ソリッド |
スケール長 | 24インチ (609.6mm) |
フレット数 | 22 |
ネックジョイント | ボルト・オン |
材質 | |
ボディ | アルダー (アッシュ製の個体も存在) |
ネック | メイプル |
フィンガーボード | ローズウッド (オプションで貼りメイプル) |
ハードウェア | |
ペグ |
1964年まで:クルーソン 1965年-1975年:フェンダーFキー リイシュー:基となった年代の仕様に準ずる |
ブリッジ | フローティング・トレモロ |
電気系統 | |
ピックアップ | シングルコイル×2 |
テンプレート | カテゴリ |
トレモロユニットは兄弟機種の「ジャズマスター」と共通だが、ボディ・シェイプなどは細部が異なっており、ショートスケールのネック、専用ピックアップ、ピックアップON/OFFスイッチ等の仕様が異なる。ジャズマスターより音のエッジが立った、歯切れ良く鋭いトーンがサウンドの特徴。ブリッジの手前に、登場時流行したパッド式のミュートが標準装備されているのも特徴であるが、演奏途中で切り替えるとブリッジが移動するのと同じ効果が現れ、音程が上がるという欠点があったため、取り去ってしまうギタリストも多く、他のモデルには波及しなかった。
ザ・ビーチ・ボーイズのカール・ウィルソンを筆頭に、主に1960年代前半のサーフィン&ホット・ロッド・ミュージックでもてはやされた人気機種であり、ブルージーンズ結成当時の寺内タケシや加瀬邦彦も使用していた。
しかし、弦振動がボディに伝わりにくいブリッジやトレモロの構造が災いして、同社の先発商品「テレキャスター」や「ストラトキャスター」に比べてサステインに乏しく、ロック音楽が次第に伸びのあるギター・サウンドを求めていくにつれて人気が衰え、1975年に製造中止となった。
1986年、フェンダー・ジャパンよりリイシュー。型番にJG66-と銘打たれているものは実際は1963~64年の仕様(バインディングのないネック、ラウンド貼りフィンガーボード)を基にしている。しかしヘッドのフェンダーロゴはモダン・ロゴが付けられている。ミュートは省略されている。
1990年代初頭、ニルヴァーナのカート・コバーンが使用した事で、オルタナ、グランジ界で人気機種となった。彼のモデルに関しては、本人の項を参照のこと。彼のモデルに倣って、ピックアップのハムバッカー化、ブリッジのチューン・O・マティック化などの大幅な改造を施すことが流行した。2011年には、ネヴァーマインドのリリース20年を記念しフェンダー・USA(メキシコ)から'65 モデルの大幅にカスタマイズされた「Kurt Cobain Jaguar」がリイシューされた。
2000年にはようやくフェンダー・USAでもリイシューが開始された。ジャパン製とは異なり、フラット貼りフィンガーボードで、ヘッドには正しいトランジション・ロゴが貼られている。ミュートも標準装備されている。
その他、フェンダー・ブラックトップシリーズよりハムバッカー(HH)やP-90を搭載したジャガー[1]や、ムスタングとの合体モデルの「ジャグスタング」、ジャズマスターとの合体モデルの「ジャグマスター」がスクワイアからリリースされている。
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