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人間に似た外観を持つ存在 ウィキペディアから
ヒューマノイド(英: humanoid)とは、英語のhuman(人)と接尾辞-oid(-のようなもの、-もどき)の組み合わせで、形容詞としては「人間そっくりの」や「人間によく似た」という意味で、名詞としては、人間に似た生物や人型ロボットなどを指して用いられる。
名詞としてはアンドロイド (android、ギリシア語のandro-(人、男性)と-oidの組み合わせ)と由来する言語が異なる同じ構造の語であり、語としてはほぼ同義である。しかし、実際の用法には差があり、アンドロイドが概ね人造人間などの造られた存在に用いられるのに対して、ヒューマノイドは造られた存在だけでなく自然発生したもの(人間に似た生物)にも用いられる。どれだけ人間に似ていればヒューマノイドと呼ぶか、といった定義は事実上存在せず、その扱いは作品によってまちまちである。英和辞典や用語辞典では、
と記載されている。
人間型のロボットは『ヒューマノイドロボット』(Humanoid Robot)と呼ばれる[4][5][6]。 実用化に向けた研究が大学や研究所などで行われており、関連する論文は多い[4][5][6]。「ASIMO」[4]や「HRP-2」[5]などの二足歩行ロボットの他にも、車輪によって移動を行う「Pepper」[7][8]などもヒューマノイドロボットとして紹介される。バイクの操縦に特化し、単独では移動不可能な人型ロボット「MOTOBOT」も、ヒューマノイドとして紹介される事がある[9]。
ホビー用の小型二足歩行ロボットや4mと大型な搭乗型の機体でもヒューマノイドロボットとして紹介される事がある[10][11]。
日本において労働災害事故件数は年々増加傾向にあり、人的労働をヒューマノイドに置き換えるとした着想がある。
人型をした未確認動物もヒューマノイドと呼ばれる。 「フライング・ヒューマノイド」や「アタカマ・ヒューマノイド」など。
サイエンス・フィクションに登場する人型のロボット「C-3PO」や宇宙人(地球外生命)など。ロボットに関しては、一般的な機械的な外観のロボットに対して、アシモフ『鋼鉄都市』のR・ダニール・オリヴォーの様に[要出典]、特に人間そっくりの外観を持つロボットを指して用いられる場合もある[16]。
ファンタジーに登場する『人間によく似た体構造や知性を持つ異種族』(エルフやドワーフ、ゴブリン、リザードマンやワーウルフなどの獣人など)をまとめる際にこの訳語が当てられる事もある。
類似のものとして映画『ロボコップ』シリーズに登場するロボコップや、映画『ターミネーター』シリーズに登場するT-800などがあるが、ロボコップはサイボーグ、T-800はアンドロイドとして扱われる[17][18]。
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