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《パガニーニの主題による変奏曲》(パガニーニのしゅだいによるへんそうきょく)作品35は、ヨハネス・ブラームスのピアノ曲。1862年から1863年にかけて作曲され、1865年11月に作曲者自身によりチューリヒにおいて初演された。
音楽・音声外部リンク | |
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全曲を試聴 | |
Brahms: Variations on a Theme by Paganini, Op. 35 - Book 1 | |
Brahms: Variations on a Theme by Paganini, Op. 35 - Book 2 いずれもジュリアス・カッチェンの演奏、Universal Music Group提供のYouTubeアートトラック |
パガニーニの有名な《カプリッチョ第24番 イ短調》を主題にした変奏曲で、親交を結んだフランツ・リスト門下のカール・タウジヒの提案で作曲された上に、もともと芸術的練習曲として構想されたこともあり、情緒の深みと至難な超絶技巧の要求[1]で名高い。なお、初版の表紙には「変奏曲」の横に小さく「練習曲」と書かれていた。
弟子のピアニスト、エリーザベト・フォン・シュトックハウゼン(ハインリヒ・フォン・ヘルツォーゲンベルクの妻)に献呈された。
次のように2巻に分けられており、それぞれパガニーニの主題の後に、12の変奏が続いている。特記しているもの以外は、すべて調性は原調(イ短調)と主題の拍子が保たれている。第1部・第2部のいずれとも、超絶技巧を要する華麗で長めの終曲が置かれている。
第1部(作品35-1)
第2部(作品35-2)
有名なものとしてアルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ、スヴャトスラフ・リヒテル、ヴィルヘルム・バックハウス、エフゲニー・キーシン、ジュリアス・カッチェン、ペーター・レーゼルの演奏がある。若手ピアニストが国際コンクールの最終予選でよく弾く。録音点数はそのため、増加中である。
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