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路傍・田畑・山野に普通で環境により多形を示し、日本全土、東アジアの温帯〜亜熱帯に分布する。高さ約40〜70cmで、茎は上部が枝分れし白汁を有し、苦味が多く、和名の由来にもなっている[2]。根出葉は柄が長く、茎葉は基部が茎を抱き、下のものほど細長い。
5〜7月に、黄色の5弁花に見える舌状花を5〜7個もつ頭花を散状に開く。雄蕊は筒状に合着し、先が二つに分かれた雌蕊を抱く。
沖縄料理で野菜として利用する「ニガナ」(ンジャナ)はホソバワダンという別種である。調理法は汁物やかき揚げ、葉を細かく千切りにし、島豆腐とピーナッツで白和えにするのが一般的である。現在は苦味の少なく栽培されたものが市場に多く出回っているが、海辺で自生しているンジャナは苦味が強い。沖縄県では昔、風邪で熱があるときはタイユ(鮒)と一緒に煮込み、煎じ薬として食べた(ターイユシンジー)。
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