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『デッド オア アライブ4』(デッド オア アライブフォー、DEAD OR ALIVE 4)は、テクモより発売された3D対戦型格闘ゲーム。『デッド オア アライブ シリーズ』のナンバリングタイトル4作目。
ジャンル | 3D対戦型格闘ゲーム |
---|---|
対応機種 | Xbox 360 |
発売元 | テクモ |
プロデューサー |
板垣伴信、John INADA、兼松聡 MAX NAKA、深田勇(エグゼクティブP) |
ディレクター |
江原克則、松井宏明 新見秀樹(背景D) 江川弥寿生(CG-D) |
デザイナー |
岡本好古、新堀洋平、他2名(プランナー) 川口武史、早矢仕洋介、他7名(テストプレイ) |
プログラマー | 前田泰志、佐渡毅史 |
音楽 |
細井誠(サウンドディレクター) 稲森崇史、他4名(コンポーザー) |
美術 |
中倉康(チーフキャラクターデザイナー) 堀内良樹、四方春彦、他5名(キャラクター) 中城謙一郎、他7名(背景) 杉本圭子(アートワーク) |
シリーズ | デッド オア アライブ シリーズ |
バージョン | ONLINE VERSION、2006年3月9日配信(更新) |
人数 | 1 - 4人(オンライン 2 - 16人) |
メディア | 専用DVD-ROM、ダウンロード販売 |
発売日 |
2005年12月29日、廉価版 2007年11月1日 同上、廉価版 2007年5月8日 2006年1月27日、廉価版 同年7月24日 2006年4月13日 |
対象年齢 |
CERO:18(18才以上対象) 廉価版 CERO:D(17才以上対象) ESRB:M(17歳以上) PEGI:16+ USK:16(16歳未満提供禁止) OFLC:M |
コンテンツアイコン | セクシャル、流血、部分的なヌード、暴力 |
ダウンロードコンテンツ | あり |
デバイス | ヘッドセット、アーケードスティック対応 |
解像度 | 720p - 1080p (D3 or D4) |
サウンド | ドルビーデジタル (5.1ch) |
売上本数 | 約70&120万本[1] |
その他 | Xbox Live、1セーブHDD限定、ボイスチャット |
略称は「DOA4」。キャッチコピーは『U』でも用いられた「世界で いちばん美しい。」[注 1]。
新規キャラクターとして、
の3名が追加され、ゲストキャラクターとして『HALOシリーズ』から、
が登場した。また、トーナメントの最後には、
が一部キャラクター限定ラストボスとして登場する(かすみ、ハヤブサ、ジャン、ザック、あやね、ハヤテ、ブラッド、マリポーサの8名で、他のキャラクターは関連人物のうちの誰かラストボスとして登場する)。なお、初期カーソルは1Pが「かすみ」、2Pが「あやね」である。
Xbox 360本体の性能によってグラフィックはXbox前2作を凌駕する高精細なものとなり、約3か月後にはアップデートの『デッド オア アライブ4 オンラインバージョン』がシリーズ初のダウンロードコンテンツ(DLC)として無償提供された。なお、板垣伴信が手掛けた最後の格闘DOAタイトルでもある。
一部のキャラクターはマイナーチェンジが図られ、特にハヤブサは『NINJA GAIDENシリーズ』を踏襲した内外面へと改変。かすみは「カスミα」を『3(2U)』までの仕様キャラクターと位置付ける技変更が施された(実際の共演は次作の『デッド オア アライブ ディメンションズ』)。エレナ、ゲン、アイン、レオン、天狗などはゲスト扱いとなっており、条件を満たすことで使用可能となる。
Xbox Liveのオンラインモードでは「ドール」と呼ばれるアバターを作成し、「ハウス」という名のロビーを拠点にチャットをしたり対戦中の他者の試合を観戦することも出来る。
ホールドは前作『2U』を踏襲した4択に、1作目シリーズ以来となるオフェンシブとディフェンシブが共存する2属性仕様となり、1つの完成形に達した。反転のけぞりは背後クリティカルからという制限で存在する。レバー回復の操作は方向パッドか左(アナログ)スティック/同ボタンの左右を交互に連打したりグルグルと回す仕様。起き上がり攻撃に上段の「起きハイキック」が追加され3種類分岐になった。フリーステップの回避性能は『3』よりも大幅にダウン調整された。投げ抜けは『2U』と同じだが、基本投げに限り連打でも成立するようになった。
デンジャーについては、ステージの中を自ら駆け巡ってキャラクターに襲いかかってくる「ムービングデンジャー」が初登場。崖落下系ダメージではK.O.にならない。スリップ地形では中・下段属性からのみクリティカルとなる。
対戦ダイアグラムについては、「キャラクターランキング(レーダーチャート)」の数値上ではベスト3……同率1&2位ハヤブサ or あやね、暫定3位かすみ or ゲン or ハヤテで、ワースト3……同率1&2位万骨坊(天狗) or ヒトミ、暫定3位バース or アインとなっている。
細かい点では、一時無敵が慣例で試合が中断していた倒れるダウンに固有打撃技からの追撃が可能になり、2ヒット目で「強制起こし」が発生するようになったため仕切り直しの場面が減り攻勢側のプレッシャーが継続されるようになった。練習モードのコマンド履歴に属性が表示され確認が可能に。鑑賞モードからは約100枚を保存可能なカメラ撮影も楽しめる。テストプレイで猿楽庁にチェックを依頼している。
総じて、ストーリーモードのCPUの強さや、上述の点を含めて様々なクリティカル状態に対処する知識などが必要なこともあり、初心者には若干ハードルが高い。
『デッド オア アライブ4 オンラインバージョン』(デッド オア アライブフォー オンラインバージョン、DEAD OR ALIVE 4 ONLINE VERSION)は、Xbox Liveを介した無料のDLCであり、パッケージ製品ではなく、“Ver.○○版”のようなバージョン変更と同義のアップデート・タイトル(以下OV版)。実行すると通信対戦時に新技の追加、バランス調整、バグ修正、オンライン(ハウス)の安定性向上などが反映される(詳細は作品公式サイトのキャラクター欄にある「技表ダウンロード」、後述の攻略本『-MASTER FILE-』などを参照)。
ジャンル | 3D対戦型格闘ゲーム |
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対応機種 | ニンテンドー3DS/ニンテンドー3DS LL/Newニンテンドー3DS/Newニンテンドー3DS LL |
発売元 |
コーエーテクモゲームス Nintendo of Europe(数国は発売中止)[4][5] Nintendo Australia |
プロデューサー | 早矢仕洋介 |
ディレクター | 新堀洋平 |
シリーズ | デッド オア アライブ シリーズ |
人数 | 1 - 2人 |
メディア | 専用ゲームカード、ダウンロード販売 |
発売日 |
2011年5月19日、ダウンロード版 2012年12月6日[6] 2011年5月20日[7] [注 2] 2011年5月24日[8] 2011年5月26日[9] |
対象年齢 |
CERO:C(15才以上対象) PEGI:16 USK:12(12歳未満提供禁止) ESRB:T(13歳以上) ACB:M |
コンテンツアイコン | セクシャル、流血、軽度のスラング、部分的なヌード、そそのかす・叩きつける、飲酒 |
ダウンロードコンテンツ | あり |
解像度 | 3D立体視対応 |
売上本数 | 58,743本[10] |
その他 | ニンテンドーWi-Fiコネクション |
『デッド オア アライブ ディメンションズ』(DEAD OR ALIVE Dimensions)は、コーエーテクモゲームスより発売されたニンテンドー3DS版。略称は「DOAD」。キャッチコピーは「もう一度、殴り合わないか。」。
の3名が初めてプレイヤーキャラクター化され、雷道、天狗も含めた過去作のキャラクターも登場し(ただし『4』のゲストキャラクターであるSPARTAN-458は欠場)、条件を満たすと、
が隠しキャラクターとして出現した。初期カーソルは1Pが「かすみ」、2Pが「ハヤブサ」。
シリーズ初の3D立体視がセールスポイントで、ボリュームスイッチを上げ下げするだけで2Dと3D表示を瞬時に切り替えられるようになっている(ただしフレームレートは2Dでは60fpsだが3Dでは30fpsに処理落ちしてしまう)。早矢仕洋介が手掛けるようになった初の格闘DOAタイトルでもある。
章仕立てのチュートリアルモード「クロニクル」では第1回から4回大会のストーリーを体験しながらゲームのシステムを習得できるほか、シリーズ全体との整合を図るために長らく謎だった設定などの解明、正史としての人物の役割や登場する時期などが刷新されており、ラストシーンは『4(X2)』から『5』までを補完するかのようなエレナ視点の特別編「終章 〜エレナ編〜」で締め括られる。
ほかに、従来のタッグバトルに代わり互いに協力しあってCPUを倒す「タッグチャレンジ」、全1,000体分の静止モデリングを3D写真で撮影できる「フィギュア[注 3]」などのモードを搭載。タッチパネル画面の「デジタルインスト」機能を介せば、ハヤブサの「飯綱落とし」、ハヤテの「鳴竜」、雷道の「天崩轟雷衝」といった長く複雑なコマンド技も、プレイヤーの技量に関係なくタッチするだけで半自動的に出せるようになっている。
ニンテンドーWi-Fiコネクション(後のニンテンドーネットワーク)からは国内外両方から選べる1対1のランクマッチ対戦、フレンド同士によるタッグチャレンジ、「すれちがい通信」によるAIキャラ対戦「ストリートファイト」などが可能。「いつの間に通信」からは今作初や『3』『2U』『4』の追加コス、開発スタッフのゴーストデータなどが無料のダウンロードコンテンツ(DLC)で提供された。
ホールドの種類&属性は前作『4』をベースに基本種のみを3択に減らしたアレンジ的な仕様。反転のけぞりは背後クリティカルからという制限で存在する。レバー回復の操作は十字ボタンかスライドパッドの左右を交互に連打する仕様。起き上がりキックは変わらず上中下段3種で、投げ抜けも目押し成立制だが、基本投げは抜けなくなり確定に変更された。入力の前方ジャンプ(小ジャンプ攻撃)が廃され統合されたフリーステップは、ハヤブサの「隠形印」からの派生の多くを避けられるなど一部の技に対して有効(重要)な性質をもつ。ハヤブサ、雷道、天狗、幻羅の4名に限り『2U』以来となるプレイアブルキャラクター用の飛び道具技が採用されている。
デンジャーについては、崖落下系ダメージには至K.O.と非K.O.の2種類が混在している。スリップ地形の危険度は歴代随一に上げられ、全ての打撃からクリティカル&カウンターになる。キャラクターテーマ曲やステージはほぼ全てが過去作からセレクトされており、一部は今作独自のアレンジが施されている(『2(2U)』の「THE MIYAMA」にシリーズ最長距離を誇る斜面デンジャーを追加した「FALLEN MIYAMA」など)。条件を満たすと開放される「GEOTHERMAL POWER PLANT」ステージには、任天堂の『メトロイドシリーズ』からのコラボゲストとしてリドリーとサムス・アランがムービングデンジャーの役割で共演している。
対戦ダイアグラムについては、「Chart」の数値上ではベスト3……1位ハヤブサ、同率2&3位あやね or ハヤテで、ワースト3……1位カスミα、2位クリスティ、暫定3位ザック or ゲン or エレナ or レオン or ブラッド or マリポーサ or 幻羅となっている。
細かい点では、『PS版DOA』から久しいヒットエフェクトが採用され、一部在来キャラクターの声が変更され、外国人俳優による英語音声への切り替えが可能となっている。総じて、クロニクルの存在によって『DOAシリーズ』の未体験者や初心者が触れやすくなっている反面、バトルシステムはひとつの成熟の域に達していた『4』とほとんど同様なため、導入はビギナーライクでも、操作面や情報量的には対戦格闘ゲームの知識・修練を従来通りかそれ以上に要するバランスとなっている。通信対戦時のバグや状況に関しては、ニンテンドーWi-Fiコネクション#WEPのセキュリティに関してを参照のこと。
後年にはフィギュアモードのBGM「Wired」が『5シリーズ』に移植された。
「DOA EXPERIENCE 2011 JAPAN[11]」2011年2月5日開催 - コーエーテクモゲームス市ヶ谷オフィスにて催された公開ロケーションテスト。エキシビションマッチでは“MASTER”がハヤブサを使い優勝した。
今作はオーストラリアにてPG区分での発売が予定されていたが、登場人物のうち未成年者であるかすみとあやねとこころが際どい服装をしており、フィギュアモードで様々な角度から登場人物を撮影できると児童ポルノとみなされるおそれがあるため、オーストラリア等級審査委員会はレイティング見直しの必要があるとみなした[12]。オーストラリア等級審査委員会は現地の販売元である任天堂に、レイティングの見直しが不要である理由を挙げるよう求めたが、回答が不十分だったとして今作の区分を事実上の発売禁止処分にあたる「無等級」に変更した[13]。ブレンダン・オコナー内相は今作を子供には不適切なゲームだとし、処分を妥当だとする旨を報道陣に伝えた[13]。
このことについて任天堂は「PG区分される段階で、当初の販売元だったTHQが十分な情報を伝えていなかったことが原因である」とした[14]。その後、大人向けであることを強調したうえでM区分に変更することで発売することができるようになり、今作は2011年5月26日にオーストラリアで発売された[15][14]
また、スウェーデン、ノルウェー、デンマークでも同様の理由で発売中止となり、ヨーロッパでの発売元である任天堂はこれらの国のファン宛ての謝罪の言葉の中で「このようなことが起こるのは非常にまれである」とコメントした[4][16][17]。
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