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架空のキャラクターのグループ ウィキペディアから
『ジャスティス・リーグ』(英: Justice League)は、DCコミックスの刊行するアメリカン・コミックスに登場する架空のスーパーヒーローチーム、及びコミックのタイトル。オリジナルのチーム名が「The Justice League of America」であるため「JLA」と略される[1]。
中核となるメンバーはスーパーマン、バットマン、ワンダーウーマンで、DCコミックスの名門チームとして設定されている。アニメ化、実写化、格闘ゲーム化されている他、スーパーマンやバットマンを主人公とした作品にも登場している。以後、必要に応じリーグあるいはJLAと省略する。
初出誌は1960年3月の『ブレイブ&ボールド』("The Brave and the Bold")#28-30[2]。人気を博したため、10月から『ジャスティス・リーグ・オブ・アメリカ』[3]("Justice League of America")が創刊され、連載が開始された。
この少し前から、DCコミックスではザ・フラッシュやグリーンランタン等、1940年代のゴールデン・エイジと呼ばれる時期のヒーローをリニューアルし「2代目」として登場させている。次にDCコミックスは、オールスターチーム「ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ(JSA)」を復活させようとしていた。
この流れで、ジャスティス・リーグは結成された。ジャスティス・リーグは人気ヒーローの競演が特徴であり、JSA同様オールスターチームでもある。名前は、結成当時に人気のあったメジャーリーグ(ナショナルリーグ、アメリカンリーグ)から「ジャスティス・リーグ」と付けられた。この後、JSAも復活している。
DCコミックス以外では、ダークホースコミックスの『JLA vs プレデター』という映画『プレデター』の地球外生命体プレデターと戦うクロスオーバー作品がある[注釈 1]。
創立メンバーは、以下の7人[1]。
彼らのうち、『ブレイブ&ボールド』で登場するのはワンダーウーマンまでの5名である。スーパーマンの登場は『ジャスティス・リーグ・オブ・アメリカ』からであり、バットマンの登場はさらに後だった[注釈 2]。
最初の5人が結集したのは、スターロ(Starro)およびアペラックス人(Appellaxian)と戦うためである。この戦いでジョンは引退生活を終わらせ、ヒーロー活動を再開させた。この後、プラズマ型の異星人が地球を襲撃した。トライアンフという名のヒーローの呼びかけで、先の5人とスーパーマンを召集し、異星人を撃退したものの、トライアンフ自身は消滅している。
スーパーマンとバットマンは名目上のメンバーだったが、すぐに正式に加盟した。当初は、基地はロードアイランド州にあり「秘密の聖域(Secret Sanctuary)」と名づけられていた。資金はオリバー・クイーン(初代グリーンアロー)が提供し、装置類はテッド・コード(後の2代目ブルービートル)が設計した。スナッパー・カーという青年が協力しており、彼はリーグの公式マスコットとなった[1]。後に月面に基地が設営され、「ウォッチタワー(Watchtower)」と命名された[8]。月面基地を失った後には、同じくウォッチタワーと命名された宇宙ステーションが基地となっている。同時にワシントンD.C.にもリーグのシンボルとなる「ホール・オブ・ジャスティス(Hall of Justice)」が設営され、両施設はバットケイブなど様々な施設とテレポート装置で接続されている[9]。
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デトロイト・チーム
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その他のメンバー
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DCユニバースの世界を一新するための一大イベント『フラッシュポイント』を経て2012年から2016年まで刊行されていたシリーズ。世界そのものがほぼ完全にリランチされたため、シリーズ開始時はメンバー達は初対面という事になっており、ヒーロー達が初めて出会う様子と反発しながらも次第にチームとなっていく。また、それまでの世界での創立メンバーであったマーシャン・マンハンターに代わり、サイボーグが創立メンバーとなっている。チーム名は「ジャスティス・リーグ(Justice League)」であり、政府管轄の「ジャスティス・リーグ・オブ・アメリカ(Justice League of America)」とは区別される。
2015年のクロスオーバーイベント『コンバージェンス』を経て設定が『フラッシュポイント』以前と交差し2016年に始まった新シリーズ。
1997年に放映された実写テレフィーチャー『Justice League of America』。リーダーはジョン・ジョーンズであり、スーパーマンやバットマン、ワンダーウーマンは登場しない。ストーリーは、トーリがアイスへと成長する過程が中心となっている。
役名 | キャスト | 備考 |
---|---|---|
ジョン・ジョーンズ | デヴィッド・オグデン・スティアーズ | マーシャン・マンハンター。チームのリーダー。 |
グリーンランタン | マシュー・セトル | 本名はガイ・ガードナー。 |
フラッシュ | ケニー・ジョンストン | 本名はバリー・アレン。 失業でアパートを追い出され、グリーンランタンとファイアーの住むアパートに転がり込む。 |
アトム | ジョン・カッサー | 本名はレイ・パーマー。私生活では科学の教師。 |
ファイアー | ミシェル・ハード | 本名はB.B.ダコスタ。私生活では女優の卵。 友人である俳優のマーチン・ウォルターズ(デヴィッド・クラムホルツ)に求愛されている。 |
アイス | キム・オージャ | 本名はトーリ・オラフスドッター。気象庁研究所職員。 ある物質を浴びたことで触ったものを凍らせる能力を身に着けることとなり、事件に巻き込まれていく。 |
スーパーマンとなる前のクラーク・ケントを主人公としたテレビドラマ『ヤング・スーパーマン』(原題:Smallville、2001年-2011年)にも登場。2007年のシーズン6第11話「正義の同盟」(原題:JUSTICE)で結成されたが、チーム名は命名されていない。しかし、「正義」の文字を入れる、とリーダーのグリーンアローから宣言されている。
コードネームは今回からの使用。クラークのコードネームは、オリバーが急造したものである[注釈 5]。彼らの他、レギュラーはオリバーのみ。その後、ブラックキャナリーなどゲストヒーローの増加に伴い、チームメンバーも増えていった。バットマン、ワンダーウーマンの2名は参加していない(両者とも未登場)。後にJSAも登場した。
1967年、CBSでアクアマンの中で放送。日本でも放送されたことがある。日本語版題名は「宇宙連合」。フラッシュ、スーパーマン、アトム、グリーン・ランタン、ホークマンのメンバーでヴィランたちと戦うという内容であった。闘いの後、スーパーマンが「行くぞ、宇宙連合!(オリジナル版で言うと「行くぞ、ジャスティスリーグ!」である。)」と言っていた。
ハンナ・バーベラ・プロダクションがアニメ化し、1973年から1986年まで放映されたシリーズ。レギュラーメンバーはスーパーマン、ワンダーウーマン、バットマン、ロビン、アクアマンの5人。
レギュラーメンバーはスーパーマン、バットマン、ワンダーウーマン、フラッシュ(ウォーリー・ウェスト)、グリーンランタン(ジョン・スチュワート)、ジョン・ジョーンズ(マーシャン・マンハンター)、ホークガール(シャイアラ・ホル)の7人。
アニメ『ジャスティス・リーグ』の直接の続編。グリーンアロー、ブラックキャナリーなどに加えて、『ウォッチメン』のモチーフとなったキャプテン・アトム(Captain Atom)、クエスチョン、ピースメーカー(Peacemaker)、サンダーボルト(Thunderbolt)も登場する。
テレビアニメ『バットマン:ブレイブ&ボールド』(2008年-2011年)にも登場するが、かなり影が薄い。
第34話「サイドキックたちの成長」のオープニング前のパート(イントロダクション)で過去の姿が登場。幼いロビン(ディック・グレイソン)、アクアラッド、スピーディらの背後でリーグの面々が会議をしている様が描かれた(場所は人工衛星ウォッチタワーの中)。また、第48話「愛国者プラスチックマン?」においては、プラスチックマンが「リーグに居場所がない」とボヤいている。
最終的にはバットマンを中心に再編された。彼の選んだメンバーはアクアマン、グリーンランタン(ガイ・ガードナー)、ブルービートル(ハイメ・レイエス)、ブースターゴールド、アイス、ファイアー。サポート役としてマーシャン・マンハンターも登場。なお、本作ではスーパーマン、ワンダーウーマンは数回のゲスト出演のみ[注釈 6]。
テレビアニメ『ヤング・ジャスティス』(2011年-2012年)では第1話「インディペンデンス・デイ」から登場[注釈 7]。
カッコ内のナンバーは、転送装置の認証に使用される(例:「バットマン、ゼロ・ツー」、「ブラックキャナリー、ワン・スリー」、「レッドアロー、ツー・ワン」、「スピーディ、B・ゼロ・シックス」)。Bナンバーは、ヤング・ジャスティスのメンバーに振られている。他にAナンバーも存在(A-03はザターナ[44] )。
認証コード | 名前 | 備考 |
---|---|---|
01[注釈 8] | スーパーマン | チームの共同創設メンバーの一人。スーパーボーイは彼のクローン。 |
02[45] | バットマン | メンバー選出のチームのリーダー[注釈 8]。ヤングチームに作戦を与える。
ロビンの師匠。 |
03[46] | ワンダーウーマン | |
04[45] | フラッシュ | 2代目(バリー・アレン)。キッド・フラッシュの師匠。 |
05[46] | グリーンランタン | 2代目(ハル・ジョーダン) |
06[45] | アクアマン | アクアラッドの師匠。 |
07[45] | マーシャン・マンハンター | ミス・マーシャンの叔父。 |
08[45] | グリーンアロー | レッドアロー(スピーディー)、アルテミスの師匠。 |
09[46] | ホークマン | |
10[46] | ホークガール | |
11[47] | ザターナの父。監督代行(二人目)。 | |
12 | キャプテン・アトム | |
13[48] | ブラックキャナリー | ヤング・チームの教官兼カウンセラー。 |
14[46] | グリーンランタン | 3代目(ジョン・スチュワート) |
16[45] | レッド・トルネード | ヤング・チームの監督。 |
15[49] | キャプテン・マーベル | 監督代行(一人目)。 |
以上は、女性アナウンサー(キャット・グラント)のセリフによるとナンバー順に整列している模様だが、マーベルとトルネードのナンバーは逆である。ザターラに打ち消し線を引いているのは、第19話「仕組まれたカオス」で離脱したため(従って、この時は整列していない)。彼らに、以下の5人が加わっている(同話において。メンバーカードの受け取り順に記載)。
以上はリーグの会議で参加が認められた。プラスチックマン、アイコン(とサイドキックのロケット)、レッドアローに関しては、第14話「現れた真の敵」においてリーグと共闘している。また、この時はガイ・ガードナー(4代目グリーンランタン)も登場した[注釈 9]。
2016年から公式サイトとカートゥーンネットワークで放映中のアニメ[52]。スーパーマン、バットマン、ワンダーウーマンがジャスティス・リーグの仲間達と共に地球の脅威と戦う。
2017年10月21日に公開されたFROGMAN監督によるアニメ映画。
2008年の長編アニメ。ジャスティス・リーグ:ニューフロンティア。
2010年の長編アニメ。ジャスティス・リーグ Crisis On Two Earths。
2012年の長編アニメ。ジャスティス・リーグ:ドゥーム。
2013年の長編アニメ。ジャスティス・リーグ:フラッシュポイント・パラドックス。
2014年の長編アニメ。ジャスティス・リーグ:ウォー。
2015年の長編アニメ。ジャスティス・リーグ:ゴッド&モンスター。
2015年の長編アニメ。ジャスティス・リーグ:アトランティスの進撃。
2016年の長編アニメ。ジャスティス・リーグ VS. ティーン・タイタンズ。
2017年の長編アニメ。ジャスティス・リーグ:ダーク。
2019年の長編アニメ。ジャスティス・リーグ VS. フェイタル・ファイブ。
RWBYとのコラボアニメ。Part1が2023年に発売された。
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