シュクメリ
ジョージアのラチャ=レチフミおよびクヴェモ・スヴァネティ州オニ地区にある村 ウィキペディアから
ジョージアのラチャ=レチフミおよびクヴェモ・スヴァネティ州オニ地区にある村 ウィキペディアから
シュクメリ(グルジア語: შქმერი、グルジア語ラテン翻字: Shkmeri)は、ジョージアのラチャ=レチフミおよびクヴェモ・スヴァネティ州オニ地区にある村落。シュクメリ、ウショルタ、ハリスツヴァリの3村で構成されるシュクメリ・テミの中心地である。海抜は1,720メートル。オニの南方10キロメートルに位置する。
シュクメリはヘオリ川(リオニ川の左支流)の上流に位置する。中程度の土壌被覆で、亜高山帯の植生となっている。寒冷な冬と、肌寒い夏が特徴である。かつてヘオリ川によって形成された、美しいヘオリ峡谷の景観が有名である。この峡谷は全長1キロメートルに及ぶ盲谷であり、到達することは極めて困難である。
近隣の村としては、北に8キロメートルの場所に位置するボクヴァ(オニ地区)、西に7キロメートルの場所に位置するムラヴァルジャリ(オニ地区)、南に9キロメートルの場所に位置するモフヴァ(サチヘレ地区)がある。
オニとイメレティ州のサチヘレの間は、歴史的にキャラバンのルートで結ばれており、シュクメリはそのルート上に位置していた。このキャラバンルートは、全長40キロメートルほどであった。シュクメリに関する史料としては、1071年に記された、ニコルツミンダの指導者による記録がある。比較的新しい建築物としては、モンチョヒの聖ギオルギ聖堂、コロシの聖ギオルギ聖堂、ウショルタの生神女聖堂などが挙げられる。2000年、古代に他宗教を祀っていた考古遺跡ゴグチャの洞窟近くに、聖ニノにちなんで名づけられた小さな聖堂が建設された。シュクメリ村の近郊には、ウショルタ洞窟が位置している。
カルトリ王国の王族であった歴史学者ヴァフシティ・バグラティオニは、シュクメリについて次のように言及している。
ヘオリ川が形作る小さな湖の出口にあり、岩肌からはやがて大きな川へと注ぎ込む源流が湧いている。そして湖の水と岩肌の源流が合流することで、壮大な峡谷と、隠された見えざる集落を作り出している。
国勢調査による人口は、次の通り
住民は伝統的に畜産と園芸に従事している。また養蜂産業も発展している。シュクメリには乳製品を生産する「シュクメリ・インヴェスト」と呼ばれる農場がある。シュクメリは1991年4月29日に発生した1991年ラチャ地震で深刻な被害を受けた。村にはマンガン鉱床、高品質の砂が採れる採砂場、数百年単位で続く森、そしてマスの生息する川や湖がある。豊富な資源がある。
シュクメリを中心として、シュクメリ・テミ(グルジア語: შქმერის თემი、グルジア語ラテン翻字: Shkmeris Temi)と呼ばれる共同体(テミ)を構成している。シュクメリ・テミを構成する集落は、次の3村である。
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