サンゴヘビ属(サンゴヘビぞく、Micrurus)は、有鱗目コブラ科に属する属。特定動物。
概要 サンゴヘビ属, 分類 ...
サンゴヘビ属 |
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分類 |
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種 |
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頭部は丸い。赤、白、黒の横帯が入る。別科のキングヘビ属の構成種等では本属の構成種に類似した形態を持ち[1]、擬態をしていると考えられている。
毒
毒は神経毒。一般的に毒は獲物に注入して、獲物の神経を麻痺させた後に捕食するために用いる。
ブラジルサンゴヘビの神経毒は、ヘビのなかでは一番強いと言われている。
砂漠から森林まで様々な環境に生息する。地表棲。夜行性。
食性は動物食で、魚類、両生類、小型爬虫類、鳥類や卵、小型哺乳類、昆虫、節足動物等を食べる。
繁殖形態は卵生。
- Micrurus alleni アレンサンゴヘビ
- Micrurus ancoralis アンカーサンゴヘビ
- Micrurus annellatus ワモンサンゴヘビ
- Micrurus averyi ズグロサンゴヘビ
- Micrurus bernadi クラカケサンゴヘビ
- Micrurus bocourti ボクールサンゴヘビ
- Micrurus bogerti ボガードサンゴヘビ
- Micrurus browni ブラウンサンゴヘビ
- Micrurus catamayensis カタマヨサンゴヘビ
- Micrurus clarki クラークサンゴヘビ
- Micrurus collaris クビワサンゴヘビ
- Micrurus decoratus カザリサンゴヘビ
- Micrurus diana ダイアナサンゴヘビ
- Micrurus diastema インターバルサンゴヘビ
- Micrurus dissoleucus コビトサンゴヘビ
- Micrurus distans ベニサンゴヘビ
- Micrurus dumerilii デュメリルサンゴヘビ
- Micrurus elegans エレガントサンゴヘビ
- Micrurus ephippifer クロノセサンゴヘビ
- Micrurus filiformis ヒモサンゴヘビ
- Micrurus frontalis タンビサンゴヘビ
- Micrurus frontifasciatus クロヒタイサンゴヘビ
- Micrurus fulvius ハーレクインサンゴヘビ
- Micrurus hemprichii ムシクイサンゴヘビ
- Micrurus hippocrepis バテイサンゴヘビ
- Micrurus ibiboboca イビボボカサンゴヘビ
- Micrurus isozonus ハバヒトシサンゴヘビ
- Micrurus langsdorffi ランスドルフサンゴヘビ
- Micrurus laticollaris フトクビワサンゴヘビ
- Micrurus latifasciatus ヒロオビサンゴヘビ
- Micrurus lemniscatus リボンサンゴヘビ
- Micrurus limbatus ミダレオサンゴヘビ
- Micrurus margaritiferus シロボシサンゴヘビ
- Micrurus medemi メデムサンゴヘビ
- Micrurus mertensi メルテンスサンゴヘビ
- Micrurus mipartitus ツノマベニサンゴヘビ
- Micrurus multifasciatus タタイサンゴヘビ
- Micrurus multiscutatus ドウナガサンゴヘビ
- Micrurus narduccii アンデスセグロサンゴヘビ
- Micrurus nebularis カスミサンゴヘビ
- Micrurus nigrocinctus チュウベイサンゴヘビ
- Micrurus paraensis アンカーサンゴヘビ
- Micrurus peruvianus ワモンサンゴヘビ
- Micrurus petersi プシュケサンゴヘビ
- Micrurus proximans クラカケサンゴヘビ
- Micrurus psyches ボクールサンゴヘビ
- Micrurus putumayensis ボガードサンゴヘビ
- Micrurus pyrrhocryptus ブラウンサンゴヘビ
- Micrurus remotus カタマヨサンゴヘビ
- Micrurus ruatanus クラークサンゴヘビ
- Micrurus sangilensis アレンサンゴヘビ
- Micrurus scutiventris アンカーサンゴヘビ
- Micrurus spixii オオサンゴヘビ
- Micrurus spurelli チョウハンサンゴヘビ
- Micrurus steindachneri ヤマスソサンゴヘビ
- Micrurus stewarti ステュワートサンゴヘビ
- Micrurus stuarti ボルカノサンゴヘビ
- Micrurus surinamensis ミズサンゴヘビ
- Micrurus tschudii アレチサンゴヘビ
毒性は種にもよるが総じて強毒種のため、噛まれてすぐに適切な治療を受けなかった場合は命を落とすことがある。
当種は赤 - 白 - 黒 - 白 - 赤の配色なのに対し、ニセサンゴヘビとも呼ばれるキングヘビ属のミルクヘビの多くの種では赤 - 黒 - 白 - 黒 - 赤の配色をしている。
- クリス・マティソン 『ヘビ大図鑑』、森光社、2000年、180頁。
- コブラ科
- ミルクヘビ - キングヘビ属の、配色や模様が酷似している無毒蛇。有毒蛇の振りをして身を守るために、警告色に似た派手な配色になったといわれている。ほとんどのサンゴヘビの配色が赤 - 白 - 黒 - 白 - 赤(ブラジルサンゴヘビは赤 - 黒 - 白 - 黒 - 白 - 黒 - 赤と、やや複雑で紛らわしい)だが、ミルクヘビは赤 - 黒 - 白 - 黒 - 赤と、一般的なサンゴヘビとは白と黒の順番が逆になっている。