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1957年の映画 ウィキペディアから
『サヨナラ』(Sayonara)は、1957年のアメリカ合衆国の恋愛映画。 監督はジョシュア・ローガン、出演はマーロン・ブランドと高美以子など。
サヨナラ | |
---|---|
Sayonara | |
監督 | ジョシュア・ローガン |
脚本 | ポール・オズボーン |
原作 |
ジェームズ・ミッチェナー 『Sayonara』 |
製作 | ウィリアム・ゲッツ |
出演者 |
マーロン・ブランド 高美以子 ナンシー梅木[注 1] レッド・バトンズ |
音楽 | フランツ・ワックスマン |
撮影 | エルスワース・フレデリクス |
編集 |
フィリップ・W・アンダーソン アーサー・P・シュミット |
製作会社 | ワーナー・ブラザース |
配給 | ワーナー・ブラザース |
公開 |
1957年12月5日 1957年12月20日 |
上映時間 | 147分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 |
英語 日本語 |
興行収入 | $26,300,000 |
朝鮮戦争時の日本を舞台に、当時はタブー視されていた日本人女性と米国軍人の悲しい恋を描いている。原作はジェームズ・ミッチェナーの小説『Sayonara』。
第30回アカデミー賞ではレッド・バトンズが助演男優賞を、ナンシー梅木が助演女優賞を[注 1]、そして美術賞、音響賞を受賞した[1]。
映画では、当時の神戸港や奈良あやめ池遊園地の空撮が用いられている。昭和30年代の伊丹エアベース(現·大阪国際空港)での戦闘機着陸シーンのロケ、松林歌劇団のモデルとなる大阪松竹歌劇団(OSK…現OSK日本歌劇団)の大阪劇場公演シーンのロケ、歌舞伎座(東京公演)、京都の街並みなどが描写されている。
朝鮮戦争での撃墜王ロイド・グルーバー少佐(マーロン・ブランド)は最前線から同僚のケリー(レッド・バトンズ)と共に日本へ転勤となり関西にやってくる。
ある日グルーバーはマイク・ベイリー大尉(ジェームズ・ガーナー)に誘われレビューを観劇に行く。その舞台で一際華やかな松林歌劇の花形スターハナオギ(高美以子)に一目惚れし、同僚ケリーの恋人であるカツミ(ナンシー梅木)の計らいでハナオギと出会う。
ハナオギは戦争で親を亡くしたため、初めは米国人に対しての嫌悪感を露にするが、グルーバーの熱意に徐々に心を開き、やがて恋に落ちる。
当時米軍では日本人との結婚がご法度とされていた。またハナオギが恩を感じる松林歌劇団でも結婚は退団を意味し二人の心に暗い影が差し始める。そんな折、ケリーとカツミが世をはかなんで心中してしまう。
ハナオギはグルーバーとの別れを決心し、東京公演のため逃げるようにグルーバーの元を去る。グルーバーは追うように東京に行き、彼女を説き伏せる。
Rotten Tomatoesによれば、15件の評論のうち高評価は93%にあたる14件で、平均点は10点満点中7.3点となっている[2]。
賞 | 部門 | 対象者 | 結果 |
---|---|---|---|
第30回アカデミー賞[1] | 作品賞 | ウィリアム・ゲッツ | ノミネート |
監督賞 | ジョシュア・ローガン | ノミネート | |
主演男優賞 | マーロン・ブランド | ノミネート | |
助演男優賞 | レッド・バトンズ | 受賞 | |
助演女優賞 | ナンシー梅木[注 1] | 受賞 | |
脚色賞 | ポール・オズボーン | ノミネート | |
美術賞 | テッド・ハワース、バート・プリーストリー | 受賞 | |
撮影賞 | エルスワース・フレデリクス | ノミネート | |
編集賞 | アーサー・P・シュミット 、フィリップ・W・アンダーソン | ノミネート | |
録音賞 | ジョージ・グローヴス | 受賞 | |
第15回ゴールデングローブ賞[3] | 作品賞 (ドラマ部門) | ノミネート | |
主演男優賞 (ドラマ部門) | マーロン・ブランド | ノミネート | |
助演男優賞 | レッド・バトンズ | 受賞 | |
助演女優賞 | ナンシー梅木 | ノミネート | |
監督賞 | ジョシュア・ローガン | ノミネート | |
有望新人男優賞 | ジェームズ・ガーナー | 受賞 |
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